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令和元年12月下旬号 |
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“家族のカタチ” さまざまでいい(女優・瀬奈じゅんさん)
「老い」と「家族のあり方」をテーマに、見る人の心を潤す舞台「黄昏(たそがれ)」。1月の公演で老夫婦の一人娘を演じる瀬奈じゅんさん(45)は、「私の本業は女優と母親」と快活に話す。私生活では「特別養子縁組」により、一児の母に。「黄昏」では、恋人の息子と温かい関係を築きながらも、父親との和解をためらう、複雑な胸中を表現する。 |
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令和元年12月上旬号 |
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脇役の生き方 “寅さん”で学ぶ(俳優・前田吟さん)
かつて日本中を笑いと涙で包み、国民的人気を誇った映画シリーズ「男はつらいよ」(山田洋次監督、渥美清主演)。その公開第1作から50周年となる2019年、50作目の最新作「男はつらいよ お帰り 寅さん」が上映される。シリーズ第1作から“寅さん”の妹・さくらの夫、諏訪博役で出演している俳優の前田吟さん(75)は、「1作から50作まで全て出演でき、あらためて俳優を続けていてよかったな、と思いました… |
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令和元年11月下旬号 |
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令和元年11月上旬号 |
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「片づけは幸せをつくる」(“スーパー主婦”・井田典子さん)
“片づけの達人”、“スーパー主婦”—。テレビ番組や講演会でこう紹介される井田典子さん(59)は、片づけを「これから先の人生に必要なものを選ぶ作業」と言い表す。「それは『自分には何が大切か?』といった、内面の対話を促します」。自著「『ガラクタのない家』幸せをつくる整理術」では、昨年引っ越しをした井田さん自身の新居を公開した上で、整理・収納のノウハウだけでなく、「心への効用」も説いている。 |
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令和元年10月下旬号 |
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「『芝居の魅力』をお見せしたい」(女優・白石加代子)
「この年になってもお芝居の魅力から逃れられないの」と笑うのは、喜寿を迎えた今も“情念の女優”として舞台に立ち続ける白石加代子さん(77)。12月には22年前に演じた戯曲「常陸坊海尊(ひたちぼうかいそん)」の舞台に再び挑む。白石さんといえば“憑依(ひょうい)”とも評されるエキセントリックな演技が注目されるが、自身は至って客観的だ。 |
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令和元年10月上旬号 |
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「進化求めて常に挑戦」(歌手・秋元順子さん)
遅咲き58歳でメジャーデビュー、“アラ還(還暦前後の人々)の星”と呼ばれ話題をさらうとともに、「愛のままで…」(2008年)の大ヒットで知られる秋元順子さん(72)。15周年を迎えた芸能生活も含めジャズ、ラテン、カンツォーネ、歌謡曲などこれまでさまざまなジャンルを歌い上げてきたが、11月のステージでは初の本格的なタンゴ・コンサートに挑戦するという。 |
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令和元年9月下旬号 |
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「年を重ねても成長できる」(女優・中尾ミエさん)
“新しい高齢者”がロックバンドを結成するミュージカル「ザ・デイサービス・ショウ〜It's Only Rock'n Roll」。その「グランドフィナーレ公演」が10月5日、志木市で行われる。主演に加え、プロデュースも手掛ける中尾ミエさん(73)は、「バンドメンバーの平均年齢は76歳になった」と笑みを見せる。初演時は、「(担当する)楽器は初めてという人もいた」と話すが、「その後の上達は予想をはるかに超えた」。 |
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令和元年9月上旬号 |
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「確固とした死生観を持つことが必要」(俳優・榎木孝明さん)
2025年、国民の4人に1人が後期高齢者の超高齢社会が到来するといわれ、日本はこれから多くの死と向き合わざるを得ない世の中となる。そんな現代に誕生した職業が、「看(み)取り士」だ。死にゆく人の尊厳を最大限尊重し、「命のバトン」を受け継ぐ遺族に寄り添う—。そんな看取り士を描く映画「みとりし」が13日から上映される。 |
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令和元年8月下旬号 |
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結成60周年、受け継がれる“音”(ベンチャーズ)
ベンチャーズ結成60周年―。日本に空前のエレキ・ブームを巻き起こした“ベンチャーズ・サウンド”は、メンバー交代を重ねた今も健在だ。「創生・全盛期」のメンバーと共に活動したボブ・スポルディングさん(72)は、「僕らは、彼らの音楽と精神を継承している」と明言する。その一方、新曲の創作など、「進化」へのチャレンジも怠らない。ボブさんを含む現メンバー4人は、9月まで記念の来日ツアーを行っている。 |
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令和元年8月上旬号 |
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山本五十六演じ「茶目」と葛藤を表現(俳優・舘ひろしさん)
3000人を超す乗員と共に海中に没した戦艦「大和」。その建造計画をめぐる頭脳戦を描いた劇映画「アルキメデスの大戦」が現在、全国で公開されている。同作で海軍少将時代の山本五十六を演じた舘ひろしさん(69)は、「英明でありながら、気さくでウイットにも富んでいた」と、山本の人柄を推し量る。「演技のキーワードは『茶目』でした」。半面、「五十六は対米戦争を危ぶみながらも、開戦に備え作戦を練っていた」と指摘する。 |
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令和元年7月下旬号 |
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「連れ琵琶」の響きを天国に(薩摩琵琶奏者・須田誠舟さん)
「 〽 祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の聲(こえ)〜」で知られる平曲(平家物語)。「盲目の琵琶法師が一人で弾き語ったイメージがありますが、昔は2人の法師がペアを組む『連れ琵琶』が主流だったらしいです。その琵琶演奏の往時の形に注目したのが、昨年8月に病死した宝塚歌劇団出身の筑前琵琶奏者・上原まりさんでした」と、その死を惜しむのは、日本琵琶楽協会理事長の薩摩琵琶奏者・須田誠舟さん(72)。 |
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令和元年7月上旬号 |
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東京キューバンボーイズ「結成70周年」(バンドマスター・見砂和照さん)
戦後、日本に到来したマンボ旋風を背に一世を風靡(ふうび)したラテン・ビッグバンド「見砂直照(みさご・ただあき)と東京キューバンボーイズ」(TCB)。一度は解散したものの、2005年に復活した同バンドの結成70周年記念コンサートが12日に開かれる。率いるのは亡き父のあとを継ぎバンドマスターとなった見砂和照(かずあき)さん(67)。 |
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令和元年6月下旬号 |
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「タンゴの“奥深さ”伝えたい」(歌手・山口蘭子さん)
「タンゴの“奥深い”魅力を感じてほしい」と語るのは、ラテン音楽、シャンソン、歌謡曲、そしてタンゴの名曲の数々を歌い、今年レコードデビュー30周年を迎える歌手の山口蘭子さん(68)。スペイン語歌唱で国境を越えグローバルに活躍し、2016年には自身の集大成として、アルバム「山口蘭子 BEST OF TANGO〜さらば草原よ」を発表している。7月にはそのCD重版記念として、横浜みなとみらいホールで美声を披露する。 |
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令和元年6月上旬号 |
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令和元年5月下旬号 |
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令和元年5月上旬号 |
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「剣豪・宮本武蔵の実像」に迫る(映画監督・三上康雄さん)
中学から大学にかけて剣道に熱中していた映画監督の三上康雄さん(61)にとって、剣豪・新免(宮本)武蔵はヒーローであり、憧れの人だった。しかし、時がたつにつれ「本当の武蔵とはどんな人だったのか」と思うようになる。そんな三上さんが、江戸時代初期を生きた剣豪の実像に迫るべく製作したのが映画「武蔵—むさし—」だ。 |
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平成31年4月下旬号 |
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「感謝の心込めて歌いたい」(カントリー歌手・寺本圭一さん)
勃興期からの日本のカントリー・ミュージックのスター寺本圭一さん(85)。かつてともにステージに立った仲間たちが芸能界の大物として裏方に回り、または鬼籍に入る中、「生涯カントリー・ミュージック一筋」を貫き、今もステージに立つ。5月には、自身85年の人生の集大成としてのコンサートを開催する。 |
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平成31年4月上旬号 |
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晩年の荷風の心中に迫る(劇団民藝・水谷貞雄さん)
失われていく江戸や明治の風情を惜しみ、時流に逆らって世間との付き合いに背を向けた文豪・永井荷風(1879〜1959)。その半生をユーモラスに描く劇団民藝の舞台「新・正午浅草 荷風小伝」に主役の荷風役で出演しているのが同劇団の水谷貞雄さん(85)。「最晩年、荷風が住んでいた千葉・市川には何回も行ってきましたし、荷風の作品は半年間かけてほとんど読みました」と話す。 |
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平成31年3月下旬号 |
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「音楽に生かされている」(“左手のピアニスト”舘野泉さん)
脳出血から再起して15年—。「左手のピアニスト」として活躍する舘野泉さん(82)は、「僕は音楽に生かされている」と柔和な笑みを見せる。右半身は不自由なままだが、「左手の表現の可能性は大したもの」。募金を基に「左手の作品」の作曲を依頼し、レパートリーを100曲以上に増やしている。「左手のピアノが世界の音楽の一ジャンルとして根付いてきた」。 |
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平成31年3月上旬号 |
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「猫と人、共生の物語」(動物写真家・岩合光昭さん)
「カメラを向ける前に、いつも『この猫はどんな性格の猫なのか』とじっくり観察しています。それが分かると、カメラアングルも変わってくるんです」と話す動物写真家の岩合光昭さん(68)。「猫も人間と同じで一匹一匹、個性が違う」と考える彼の撮った猫たちは生き生きしていて、見る人を楽しませる。 |
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平成31年2月下旬号 |
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「職人でありたい」(俳優・奥田瑛二さん)
仕事に対して「職人でありたい」と考える俳優、映画監督の奥田瑛二さん(68)。安易な妥協をせず、常に完璧さを追求する職人気質(かたぎ)で演技や映画作りに取り組む。そんな彼が主演した映画「洗骨(せんこつ)」は、沖縄・粟国島(あぐにじま)を舞台に、「死者の骨を洗って再度埋葬することで成仏できる」という同地に残る神秘的な儀式—洗骨を経て… |
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平成31年2月上旬号 |
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歌も趣味も全力で楽しむ(歌手・マイク眞木さん)
フォークソング黎明(れいめい)期の大ヒット「バラが咲いた」(1966年)に代表される歌手活動のほか、楽曲の提供や俳優としても活躍するマイク眞木さん(74)。芸能活動の傍らアウトドアやモータースポーツなどの趣味も謳歌(おうか)し、生涯通して青春を生きる “人生の達人”としても注目を集めている。 |
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平成31年1月下旬号 |
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自分を“初期化”する(俳優・加藤雅也さん)
日本の“お世継ぎ問題”をイラン人女性監督が撮った劇映画「二階堂家物語」。主人公として、跡取り息子を亡くした名家の当主を演じたのは、国内外を問わず活躍する俳優・加藤雅也さん(55)だ。25日の全国公開を前に、手応えを語る。「日本特有の問題を描きながらも、世界中の人が見入ってしまう『家族の愛と葛藤』のドラマになった」。 |
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平成31年1月上旬号 |
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年を重ねながら…心ふくよかに(女優・羽田美智子さん)
エリート刑事、老舗旅館のおかみ、農家の主婦…。女優の羽田美智子さん(50)は「若い頃より、できる役柄が広がりました」と声を弾ませる。11日公開の劇映画「この道」では、作家・与謝野晶子の役。反戦詩として有名な「君死にたまふことなかれ」を作りながらも、後に戦争賛美の作品を公にした胸中に思いをはせる。「その葛藤を表現するのは、易しくなかったです」。 |
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