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令和元年12月号 |
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「片づけは幸せをつくる」(“スーパー主婦”・井田典子さん)
“片づけの達人”、“スーパー主婦”—。テレビ番組や講演会でこう紹介される井田典子さん(59)は、片づけを「これから先の人生に必要なものを選ぶ作業」と言い表す。「それは『自分には何が大切か?』といった、内面の対話を促します」。自著「『ガラクタのない家』幸せをつくる整理術」では、昨年引っ越しをした井田さん自身の新居を公開した上で、整理・収納のノウハウだけでなく、「心への効用」も説いている。 |
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令和元年11月号 |
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「『芝居の魅力』をお見せしたい」(女優・白石加代子)
「この年になってもお芝居の魅力から逃れられないの」と笑うのは、喜寿を迎えた今も“情念の女優”として舞台に立ち続ける白石加代子さん(77)。12月には22年前に演じた戯曲「常陸坊海尊(ひたちぼうかいそん)」の舞台に再び挑む。白石さんといえば“憑依(ひょうい)”とも評されるエキセントリックな演技が注目されるが、自身は至って客観的だ。 |
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令和元年9月号 |
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「確固とした死生観を持つことが必要」(俳優・榎木孝明さん)
2025年、国民の4人に1人が後期高齢者の超高齢社会が到来するといわれ、日本はこれから多くの死と向き合わざるを得ない世の中となる。そんな現代に誕生した職業が、「看(み)取り士」だ。死にゆく人の尊厳を最大限尊重し、「命のバトン」を受け継ぐ遺族に寄り添う—。そんな看取り士を描く映画「みとりし」が13日から上映される。 |
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令和元年8月号 |
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山本五十六演じ「茶目」と葛藤を表現(俳優・舘ひろしさん)
3000人を超す乗員と共に海中に没した戦艦「大和」。その建造計画をめぐる頭脳戦を描いた劇映画「アルキメデスの大戦」が現在、全国で公開されている。同作で海軍少将時代の山本五十六を演じた舘ひろしさん(69)は、「英明でありながら、気さくでウイットにも富んでいた」と、山本の人柄を推し量る。「演技のキーワードは『茶目』でした」。半面、「五十六は対米戦争を危ぶみながらも、開戦に備え作戦を練っていた」と指摘する。 |
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令和元年7月号 |
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東京キューバンボーイズ「結成70周年」(バンドマスター・見砂和照さん)
戦後、日本に到来したマンボ旋風を背に一世を風靡(ふうび)したラテン・ビッグバンド「見砂直照(みさご・ただあき)と東京キューバンボーイズ」(TCB)。一度は解散したものの、2005年に復活した同バンドの結成70周年記念コンサートが12日に開かれる。率いるのは亡き父のあとを継ぎバンドマスターとなった見砂和照(かずあき)さん(67)。 |
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令和元年6月号 |
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「タンゴの“奥深さ”伝えたい」(歌手・山口蘭子さん)
「タンゴの“奥深い”魅力を感じてほしい」と語るのは、ラテン音楽、シャンソン、歌謡曲、そしてタンゴの名曲の数々を歌い、今年レコードデビュー30周年を迎える歌手の山口蘭子さん(68)。スペイン語歌唱で国境を越えグローバルに活躍し、2016年には自身の集大成として、アルバム「山口蘭子 BEST OF TANGO〜さらば草原よ」を発表している。7月にはそのCD重版記念として、横浜みなとみらいホールで美声を披露する。 |
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令和元年5月号 |
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「剣豪・宮本武蔵の実像」に迫る(映画監督・三上康雄さん)
中学から大学にかけて剣道に熱中していた映画監督の三上康雄さん(61)にとって、剣豪・新免(宮本)武蔵はヒーローであり、憧れの人だった。しかし、時がたつにつれ「本当の武蔵とはどんな人だったのか」と思うようになる。そんな三上さんが、江戸時代初期を生きた剣豪の実像に迫るべく製作したのが映画「武蔵—むさし—」だ。 |
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平成31年4月号 |
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「音楽に生かされている」(“左手のピアニスト”舘野泉さん)
脳出血から再起して15年—。「左手のピアニスト」として活躍する舘野泉さん(82)は、「僕は音楽に生かされている」と柔和な笑みを見せる。右半身は不自由なままだが、「左手の表現の可能性は大したもの」。募金を基に「左手の作品」の作曲を依頼し、レパートリーを100曲以上に増やしている。「左手のピアノが世界の音楽の一ジャンルとして根付いてきた」。 |
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平成31年3月号 |
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「猫と人、共生の物語」(動物写真家・岩合光昭さん)
「カメラを向ける前に、いつも『この猫はどんな性格の猫なのか』とじっくり観察しています。それが分かると、カメラアングルも変わってくるんです」と話す動物写真家の岩合光昭さん(68)。「猫も人間と同じで一匹一匹、個性が違う」と考える彼の撮った猫たちは生き生きしていて、見る人を楽しませる。 |
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平成31年2月号 |
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歌も趣味も全力で楽しむ(歌手・マイク眞木さん)
フォークソング黎明(れいめい)期の大ヒット「バラが咲いた」(1966年)に代表される歌手活動のほか、楽曲の提供や俳優としても活躍するマイク眞木さん(74)。芸能活動の傍らアウトドアやモータースポーツなどの趣味も謳歌(おうか)し、生涯通して青春を生きる “人生の達人”としても注目を集めている。 |
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平成31年1月号 |
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年を重ねながら…心ふくよかに(女優・羽田美智子さん)
エリート刑事、老舗旅館のおかみ、農家の主婦…。女優の羽田美智子さん(50)は「若い頃より、できる役柄が広がりました」と声を弾ませる。11日公開の劇映画「この道」では、作家・与謝野晶子の役。反戦詩として有名な「君死にたまふことなかれ」を作りながらも、後に戦争賛美の作品を公にした胸中に思いをはせる。「その葛藤を表現するのは、易しくなかったです」。 |
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