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サービスの種類 60代女性 |
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介護保険では具体的にどのようなサービスを利用することができるのでしょうか?


桐山 典悦 |
介護保険で受けられるサービスは、26種類54サービスと多岐にわたります。サービスは自宅で生活して利用する「居宅サービス」、施設で生活して利用する「施設サービス」に分かれます。今回は「居宅サービス」について説明します。内容を大きく分けると、(1)自宅に訪問するサービス(2)自宅から施設に通うサービス(3)一時的に泊まりで利用するサービス(4)訪問・通い・泊まりを組み合わせたサービス(5)住環境を整えるためのサービスがあります。
(1)「自宅に訪問するサービス」は、ヘルパーが自宅に訪問して入浴・排せつなどの身体介護や掃除などの生活援助を受けられる「訪問介護」、看護師が訪問して医療的ケアなどを行う「訪問看護」、リハビリ専門職が指導・支援を行う「訪問リハビリ」などがあります。
(2)「自宅から施設に通うサービス」は、入浴・食事・レクリエーションなどのサービスを受けられる「デイサービス」、医療機関や老人保健施設などに通い医師の指示のもと専門職によるリハビリを受けられる「デイケア」があります。どちらも自宅に車で迎えにきてくれます。
(3)「一時的に泊まりで利用するサービス」として、介護施設や医療施設に泊まることができる「ショートステイ」があります。家族が一時的に介護できないときや家族の負担軽減を目的に、特別養護老人ホームなどに短期間(1泊から最大30日まで)入所し、日常生活全般のサービスを受けます。
(4)「訪問・通い・泊まりを組み合わせたサービス」には、「小規模多機能型居宅介護」があります。これは同じ事業所が「施設への通い」「短期間の泊まり」「自宅への訪問」の3つを組み合わせて一体的に提供するサービス。全てを同一事業所で行うため、違うサービスであっても顔なじみのスタッフと接します。半面、これまで担当のケアマネジャーから事業所専属のケアマネジャーへの変更が必要になり、他のデイサービスなどを併用することはできなくなります。
(5)「住環境を整えるためのサービス」には、介護用ベッドや車椅子などをレンタルできる「福祉用具貸与」、レンタルに適さない入浴や排せつに用いる介護用品を購入できる「特定福祉用具購入」、自宅内のバリアフリー化改修工事費用を上限20万円まで給付される「住宅改修」があります。
自宅で介護保険サービスを受ける場合は、これらを選んで利用することになります。ただし、お住まいの自治体や要介護度・生活状況などによって受けられるサービスは違いますので、実際に利用を検討するときはケアマネジャーに相談すると良いでしょう。
((株)クラウドケアCOO・介護福祉士 桐山典悦)
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