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認知症を否定する母 江戸川区/53歳女性 |
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母は、医師からアルツハイマー型認知症と診断されたのに、自分が認知症とは認めません。訪問ヘルパーを「必要ないから」と追い返し、書類の散乱する部屋を私が掃除しようものなら怒りだします。父や私が説得しても理路整然と言い返してきます。こんな母にどう接したらよいのか分かりません。
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中村寿美子代表 |
認知症の症状に、「自分にとって不利なことは認めない」、「周囲が説得したり否定したりすればするほどこだわる」というのがあります。また、年をとると「個性が煮詰まる」(もともとの性格が強まる)ともいわれます。お母さまは昔から気が強くて、「家族は自分に従うのが当然」といったタイプだったのではないでしょうか。
「自分は何でもできる、困っていない」と思い込んでいる人への支援は難しいものです。ただ、こういうケースにたけたヘルパーもいますので、定期的に見守りだけでもお願いしてみることです。医師や看護師なら受け入れる人もいます。警備会社による高齢者向け防犯・見守りサービスも検討の余地があるでしょう。
あの手この手を尽くしても介護拒否が強いようなら、本人が必要性を感じるまで待つしかないと思います。あなたが手伝うのもやめて、時機をうかがうことです。認知症の人は、理性よりも感情が優先し、抱いた感情は長く残るといいます。難しいことですが、穏やかな気持ちで接することを心掛けてください。
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◎有料老人ホーム・介護情報館
個別相談 |
ホーム紹介など相談無料(要予約) |
営業時間 |
月曜~金曜 午前10時~午後6時 |
住所 |
東京都中央区日本橋1の7の9 ダヴィンチ日本橋179ビル4階 |
交通 |
地下鉄日本橋駅徒歩4分 |
館長 |
中村寿美子 |
TEL |
03-6262-0791 |
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