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認知症の母の助けに… 練馬区/53歳女性 |
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認知症の母が老人ホームに入って半年になります。ようやくホームの生活にも慣れてきたようで安心しています。ただ、夕方になるとホームの玄関付近で帰りたそうにソワソワしていて、その姿を見ると胸が痛みます。私にできることはありますか。
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中村寿美子代表 |
老人ホームにいても家にいても、夕方になると認知症の高齢者が「うちに帰ります」と外に出て行こうとするのは、よくある光景です。大抵の場合、帰ろうとする先は昔住んでいた家や故郷の家で、「家族のために夕ご飯の支度をしなくては」といった昔の記憶が頭の中でよみがえっているのです。こういう状態は「夕暮れ症候群」と呼ばれる認知症の症状のひとつで、今いる場所がどこなのか分からないという不安な気持ちから起こるといわれています。
ホームの職員がうまく気を紛らわせてくれれば落ち着くことが多いのですが、夕方は、申し送りがあったり、職員が慌ただしく出入りしたりする時間帯なので、ゆっくりと対応できないのが現実です。
有効な対策としては、(1)お気に入りのテレビ番組を見るなど、ほかのことに意識を向けてもらう(2)役割をもって何かをしてもらう—などが挙げられます。老人ホームでは、人形を抱いている入居者をよく見かけます。「お世話をしなくては」と思うことで、気持ちが落ち着いて、表情も穏やかになるようです。最近はずいぶん機能の進化した製品も誕生しています。こういった便利な道具を試してみるのもひとつの手かと思います。
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◎有料老人ホーム・介護情報館
個別相談 |
ホーム紹介など相談無料(要予約) |
営業時間 |
月曜~金曜 午前10時~午後6時 |
住所 |
東京都中央区日本橋1の7の9 ダヴィンチ日本橋179ビル4階 |
交通 |
地下鉄日本橋駅徒歩4分 |
館長 |
中村寿美子 |
TEL |
03-6262-0791 |
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