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後見人に対する不信感 横浜市/50歳女性 |
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認知症の伯母が老人ホームに入りました。身の回りの世話をしてきたのは私ですが、ホームを決めたのは成年後見人の弁護士です。伯母の入ったホームはあまりにも安っぽくて、これまでの伯母の生活を考えると似つかわしくないところです。伯母をもう少し環境の良いホームに移してあげたいのですが、可能でしょうか。後見人に連絡しても、忙しいのか取り合ってもらえず、不信感が募るばかりです。
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中村寿美子代表 |
成年後見制度は、認知症などで判断能力が不十分な人に代わって、家庭裁判所から選任された後見人が財産管理や介護サービスの利用契約などを行う仕組みです。ホーム入居の契約手続きだけでなく、日々のお金の管理や支払いの代行も後見人の仕事です。いくら身内とはいえ、あなたが勝手に伯母さまを他のホームに移すことはできません。
後見人と連絡が取り合えて、納得できる説明がなされるのがいちばんですが、それができないとなれば不信感を抱いても仕方ありません。まずは後見人の審判をした家庭裁判所に電話で問い合わせてみることです。裁判所は多くの人が利用するので、詳しいことは書面でも提出するのが良いようです(記録にも残ります)。
認知症高齢者の増加に伴い、成年後見制度の利用者は増えていますが、その一方で、後見人をめぐるトラブルも数多く報道されています。こういった社会情勢を踏まえて、家裁や弁護士会のほうでも対策を強化しているはずです。制度に詳しい人に話を聞くことから始めてください。
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◎有料老人ホーム・介護情報館
個別相談 |
ホーム紹介など相談無料(要予約) |
営業時間 |
月曜~金曜 午前10時~午後6時 |
住所 |
東京都中央区日本橋1の7の9 ダヴィンチ日本橋179ビル4階 |
交通 |
地下鉄日本橋駅徒歩4分 |
館長 |
中村寿美子 |
TEL |
03-6262-0791 |
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