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胃ろうをやめられるか 江東区/78歳女性 |
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95歳の母が老人ホームに入居して10年になります。4年前に入院した際、胃ろうにして、ホームに戻りました。この1年間は、寝たきりで家族のことも分からない状態です。正直、今は胃ろうにしたことを後悔しています。胃ろうをやめることはできるものでしょうか。
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中村寿美子代表 |
自宅でみとるのが当たり前だった時代、最期は自然と食べられなくなり、枯れるように亡くなっていたものです。その後、医療が発達し、死の間際まで胃ろうや点滴といった延命措置が施されるようになりました。その反動なのでしょうか、最近は「安らかに自然に逝きたい」と考える人が増えたようで、平穏死や尊厳死といった言葉をよく耳にします。
ご相談者も、回復の見込みのないお母さまに、もう楽になってほしいとお考えなのでしょう。ただし、現実的な問題として、延命治療を「しない」という選択はできても、いったん始めてしまった治療を家族の思いだけで「中止する」ということは、今の流れでは非常に難しいことです。
自宅でみとると決心して、理解のある在宅医に出会えれば、自然な形でみとってあげられるかもしれません。その場合、家族にも覚悟が必要で、決して簡単なことではありません。胃ろうにしたことを後悔されているようですが、そのおかげでお母さまは住み慣れたホームに戻って生活できたのですから、その時点では最良の選択だったと思いますよ。
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◎有料老人ホーム・介護情報館
個別相談 |
ホーム紹介など相談無料(予約なしでも可) |
営業時間 |
月曜~金曜 午前10時~午後6時 ※ 営業時間内は予約なしで相談可 |
住所 |
港区芝5の20の14三田鈴木ビル3階(1階は野村証券) |
交通 |
JR田町駅三田口徒歩1分 |
館長 |
中村寿美子 |
TEL |
03-5730-9046 |
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