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誤嚥性肺炎と胃ろう 大田区/55歳女性 |
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父が誤嚥(えん)性肺炎で入院しました。病院では絶食の指示が出ています。本人は食べたがっているのに、あまりにかわいそうです。この先、父は「胃ろう」にされてしまうのでしょうか?
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中村寿美子代表 |
医師の仕事は治療して命を助けることなので、食事を中止して治療というのは仕方のないことです。肺炎が落ち着いて、飲み込む(嚥下)機能が改善すれば、徐々に口から食べられるようになるでしょうから、今後の「嚥下リハビリ」について主治医に意見を聞いてみてください。
胃ろうについては、基本的に自己決定のできる人であれば、本人の意思が尊重されます。本人に食べたいという意思があって、元の生活に戻れる見込みがあれば、一時的に胃ろうにして栄養状態を改善させるケースもあります。
胃ろうが問題になるのは、認知症や意識障害などで本人の意思が確認できない場合です。高齢者は誤嚥性肺炎を繰り返しやすいため、再発を見越して胃ろうをすすめられることがあります。現実に胃ろうにしたとしても、唾液すら誤嚥し結局は誤嚥性肺炎で亡くなる人も多いのですが、家族は悩みながら結論を出さなくてはいけません。
この機会に、お父さまの人生観、死生観について理解しておくことは、この先きっと役に立つと思います。
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◎有料老人ホーム・介護情報館
個別相談 |
ホーム紹介など相談無料(予約なしでも可) |
営業時間 |
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住所 |
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交通 |
JR田町駅三田口徒歩1分 |
館長 |
中村寿美子 |
TEL |
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