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寝たきりの母が施設でけが あきる野市/60歳女性 |
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母は脳梗塞(こうそく)で半身まひ(要介護5)の状態です。わたしはパートの仕事をしながら長年、母の介護をしてきました。この2年ほどは時々ショートステイを利用して息抜きができるようになりました。しかし最近利用したある施設で、母に骨折(まひしている側)などのけがが続き、またその対応に驚きました。謝るだけで原因の説明が全くありません。泣き寝入りするしかないのでしょうか。
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中村寿美子代表 |
要介護者を預けて家族が楽をしているのだから我慢すべき、というものではありません。施設は事業者として介護サービスを提供し収入を得ているのです。病院にいても本人の不注意で転倒してけがをすることがありますが、それとは別です。
要介護5、つまり寝たきりの人のけがの多くは、介護のやり方に問題があると思われます。施設は原因と対策を示す義務があるでしょう。施設への苦情申し立てはもちろん、第三者委員会、市役所、消費生活センターにも届けておくとよいでしょう。介護保険のショートステイが思うように使えない現状も問題ですが、何よりも重視すべきはお母さまが受ける「介護の質」と「安心な環境」でしょう。
介護情報館/有料老人ホーム・シニア住宅情報館 館長 中村寿美子
TEL:03-5730-9046 |
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