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遠方に住む親の介護 台東区/52歳男性 |
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東北の地方都市で一人暮らしの母は、80歳を過ぎたころから足腰がだんだん弱くなってきました。この1年半はわたしが毎週末に母のもとへ通い、1週間分の買い物をして、掃除を手伝っています。交通費もばかにならないので会社に相談したところ、介護休暇が使えると言われました。でも、いつまで続くか分からない親の介護に役立つ制度ではありません。ほかの人たちはどうしているのでしょうか。
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中村寿美子代表 |
高齢の親が離れて暮らしていると心配は尽きないものですが、段階により2つの方法が考えられます。
身体状況がよくて、近所との交流が保たれている場合、安否確認(湯沸かしポット)、緊急通報(ペンダント式コール)、配食サービス、家事支援(介護保険外)などを利用すると自宅での生活が続けられます(住んでいる地域の行政サービスにより内容が異なります)。
一方、「転倒しやすい」「家事をしなくなった」「まともな食事を取っていない」という状況になると、呼び寄せて同居したり、(子どもの)家の近くのホームに入居というケースが多くなります。高齢者が新しい環境に慣れるのは簡単ではありません。どういう暮らしがしたいのか、お母さまの気持ちを聞いてあげたことはありますか? 介護サービスを選ぶ時の参考にされるとよいでしょう。
介護情報館/有料老人ホーム・シニア住宅情報館 館長 中村寿美子
TEL:03-5730-9046 |
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