|
将来必要な介護、最低限の準備とは 目黒区/60歳男性 |
|
|
来月で定年を迎えます。将来介護が必要になった時のために、何をどう準備したらいいのか皆目分かりません。まだ早いとは思いますが、最低限のことを教えてください。現在は夫婦2人暮らしです。子どもは男1人、女1人、どちらも夫婦共働きで、車で1時間ぐらいのところに住んでいます。
|
中村寿美子代表 |
ひとくちに介護といっても、その人の病歴や生活習慣などによって左右されますから、一人ひとり違います。大まかに、寝たきりの介護と認知症の介護に分けられますが、どちらも介護する側の負担は相当大きくなります。
(1)子どもたちがどれくらい手伝ってくれるのか
(2)介護サービスを上手に組み合わせて最大限に利用できるか
この2つが在宅介護を可能にするポイントになります。これは家族関係がうまくいっていることが前提の話です。
子どもたちの協力が得られない場合は、老々介護か早期のホーム入居ということになるでしょう。ぎりぎりまで頑張って、最後の数年間有料老人ホームでプロの介護を受けるとすれば、毎月約25万円、単純に2年間で6000万円かかります。早急に年金受給額を確認することと、退職金の中から1人600万円程度は残しておくことをお勧めします。
介護情報館/有料老人ホーム・シニア住宅情報館 館長 中村寿美子
TEL:03-5730-9046 |
| |
|