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  医療 平成23年4月号  
飛蚊症とは?  足立区/38歳男性

 視界に小さなオタマジャクシのようなものが見えて気になったので眼科に行きました。「飛蚊(ひぶん)症」と診断されたのですが、治療法などは特に教えてもらえず、経過観察ということになりました。飛蚊症とはどんな病気でしょうか。普段の生活で気を付けなければならないことはありますか。


  飛蚊症とは、目の前に虫や糸くず、ゴミのようなものが浮いて見え、視線を動かすと追いかけてくる症状です。これは硝子体(しょうしたい=眼球内のゼリー状で透明な部分)内の浮遊物などが網膜に影を作るために生じます。原因は、自然に起こるものとしては、硝子体の中の線維や細胞の集まりが網膜に作る影だったり、高齢者に起こる後部硝子体剥離(はくり)があります。

 一方、病的なものでは網膜裂孔や網膜剥離があります。網膜の一部がはがれて眼球内を浮遊したり、眼底出血(網膜の血管が破綻)が硝子体内に入りこむ硝子体出血でも飛蚊症が生じます。

 自然に起こる飛蚊症は、定期的に眼科を受診し診察・検査をお受けになれば良いでしょう。しかし病的な飛蚊症に関しては、(1)その原因(網膜剥離、硝子体出血など)の治療と定期検査(2)網膜剥離や硝子体出血を来たす基礎(内科)疾患の治療とコントロール—が大切です。

 例えば、糖尿病が進行すると、合併症(糖尿病網膜症)の一つとして硝子体出血が生じやすくなります。自覚症状に乏しい糖尿病では、硝子体出血による飛蚊症や視力障害を自覚して眼科を受診し、そこで初めて糖尿病と診断されるケースが多く見受けられます。

 飛蚊症を自覚されたらまず眼科を受診され、その原因を調べること。その上で必要であれば、血液検査を含めた内科疾患の検査もお受けすればいいでしょう。


東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科 蔵田英明

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