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  医療 平成19年11月号  
狭心症悪化時の治療法は?  世田谷区/70歳男性

 狭心症で薬を飲んでいますが、もし悪化した場合はどのような治療法があるのでしょうか? 年も年なので数時間もかかるような手術でしたら不安です。くわしく教えてください。


 狭心症、心筋梗塞 (こうそく) の代表的な治療法は、冠動脈バイパス手術、薬物療法、冠動脈インターベンションの3つです。

 冠動脈バイパス手術は、全身麻酔のうえ開胸し、心臓を停止させ、狭くなったり詰まったりしている冠動脈の先に体の別の部分から持ってきた血管をつなげ、血液の迂回 (うかい) 路をつくります。再発リスクは低いですが、手術時間が長く入院期間は約7〜25日と、治療後の回復に時間を要します。

 薬物療法はニトログリセリンなどの硝酸薬で冠動脈を拡張させたり、アスピリンなどの抗血小板薬を用いて血液の凝固を防いだりします。残念ながら狭くなった血管を元に戻す薬物はありませんが、それ以上の悪化や再発防止に役立ちます。

 冠動脈インターベンションは開胸の必要がなく、現在、狭心症の治療法の主流となっています。腕や太ももの付け根から直径2〜3ミリの細いカテーテルを挿入し、血管内を通して心臓まで到達させ、動脈硬化などによって血管の狭くなった部分をバルーン (風船) やステント(網目状の金属の筒)などで押し広げる治療法です。ステントに薬剤が塗られた薬剤溶出ステントの登場により、それまで課題であった再発もあまり起こらなくなりました。

 現在国内で使用される薬剤溶出ステントの薬剤には、免疫抑制剤と抗がん剤の2種類があります。局所麻酔で行うので意識もあり、治療後すぐに歩ける場合もあります。治療時間は数十分から1、2時間と短く、患者さんの体への負担が少ない治療法です。入院期間も約2〜3日で、社会復帰も早いというメリットがあります。


ハートケア情報委員会 東海大学医学部付属病院教授 伊苅裕二

ハートケア情報委員会のホームページでは、狭心症・心筋梗塞に関する情報を提供。
HP : http://heartinfo.jp/

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