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定年時代
 
  埼玉版 令和6年過去の記事一覧  
  令和6年11月号
令和6年11月号 「利休」役に意欲(俳優・林与一さん)
 なぜ豊臣秀吉は、千利休に切腹を命じたのか—。海音寺潮五郎の直木賞受賞作「天正女合戦」を原作に、前進座が新たに描き出した「雪間草(ゆきまそう)—利休の娘お吟—」。同舞台が11月8日から、三越劇場で上演される。劇中で茶人・千利休を演じる林与一さん(82)は、これが前進座初出演。「前進座の舞台に出たいと思っていたのですが、なぜか出演する機会がありませんでした」と話す林さん。
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  令和6年10月号
令和6年10月号 一人芝居はライフワーク(俳優・風間杜夫さん)
 俳優の風間杜夫さん(75)が“ライフワーク”と位置づけている「風間杜夫ひとり芝居 カラオケマン」シリーズ。その最新作「カラオケマン ミッション・インポッシブル」が11日から下北沢の本多劇場で上演される。1997年の初演以来、同シリーズで一人芝居を演じ続けている風間さん。「一人芝居なんて芝居じゃないと思っていたけれど、やってみるとうまく表現できずに悔しかった。
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  令和6年9月号
令和6年9月号 「人間を撮る」…映像に残した“長寿”の偉人(ドキュメンタリー映画監督・河邑厚徳さん)
 NHK入局以来、「シルクロード」(1981〜84年)、「チベット死者の書」(93年)など、数々の特集番組の制作に関わり、現在はフリーのドキュメンタリー映画監督として活躍する河邑厚徳さん(76)。今月は敬老の日を挟んだ前後2週間に、かつて河邑さんが長寿の偉人たちを記録した「天のしずく 辰巳芳子“いのちのスープ”」(2012年)、「笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ」(16年)、「天地悠々 兜太・俳句の一本道」(19年)の3本の映画が特集上映される。「NHK時代からずっと“人間”を撮ってきました。
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  令和6年8月号
令和6年8月号 子どもの幸せ、平和とともに(特撮造形家・村瀬継蔵さん)
 「ゴジラ」や「ガメラ」、「大魔神」の各シリーズをはじめ、数多くの特撮作品に関わってきた村瀬継蔵さん(88)は、現在の怪獣造形の礎を築いた“レジェンド”と称される。65年もの歩みの中、「ずっと『子どもたちに夢と幸せを』と念じてきました」。米寿で初の総監督を務めた新作映画「カミノフデ ~怪獣たちのいる島~」にも、「変わらない思いを込めています」と穏やかな笑みを見せる。終戦から間もなく79年。“戦争の記憶”をかみ締めるように言葉を継ぐ。
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  令和6年7月号
令和6年7月号 “読む落語”楽しんで!(作家・櫻庭由紀子さん)
 伝統芸能や江戸町民文化を軸に執筆活動を続ける櫻庭(さくらば)由紀子さん(54)は、“読む落語”にも愛情を注ぐ。それは、明治時代に始まった「落語速記」。話し言葉を主とした高座の口演筆録で、「言文一致体」の近代文学の“生みの親”ともいわれている。櫻庭さんの新著「落語速記はいかに文学を変えたか」は速記本の誕生や「近代落語中興の祖」とされる三遊亭圓朝の事績から説き起こし、双方の境界と交差を考察した一冊だ。
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  令和6年6月号
令和6年6月号 60年で初の主役に(俳優・平泉成さん)
 「シニアだけでなく若者が見ても楽しんでもらえる作品だと思います」。味わいのある風貌と語り口で親しまれている俳優の平泉成さん(80)は初の主演作「明日を綴る写真館」について、こう話す。7日から全国で上映される同作は平泉さん演じる、寂れた写真館を営む無口なベテラン写真家が、若手カメラマンと紡ぐ心温まる物語だ。ホテルマンから俳優に転じて以来、60年。
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  令和6年5月号
令和6年5月号 若い頃の夢に再挑戦…「再春」で笑顔に(俳優・長塚京三さん)
 「僕でお役に立てるなら、という気持ちで俳優の仕事を続けてきました」と話す長塚京三さん(78)。今年で映画デビュー50年の節目を迎えた彼が出演するコメディー映画「お終活 再春! 人生ラプソディ」が31日から公開される。「ある程度の年齢になったら、『苦しいことも楽しくやりたい』という、この映画の明るいスタンスが好きです」と話す長塚さん。“終活世代”が若いころ抱いた夢に再びチャレンジする「再春」を提案し、シニアに笑顔と勇気を与える同作。
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  令和6年4月号
令和6年4月号 「憧れの舞台」で、戦争の真実問い直す(俳優・演出家 ラサール石井さん)
 劇作家・小説家の井上ひさし(1934〜2010)の「大ファン」という俳優・演出家のラサール石井さん(68)が、6日から始まるこまつ座「夢の泪(なみだ)」で主演、弁護士・伊藤菊治役を演じる。井上の生誕90年という節目に上演される同劇は、井上晩年の代表作「東京裁判三部作」の第2作。東京裁判(極東国際軍事裁判)の被告人、元外務大臣・松岡洋右の弁護士を通して、「戦争の真実」をあらためて問うている。。
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  令和6年3月号
令和6年3月号 災禍の時代を共に生きる(フリージャーナリスト・土井敏邦さん)
 災禍の時代の人間を描く—。フリー・ジャーナリストの土井敏邦さん(71)によるドキュメンタリー映画「津島 —福島は語る・第二章—」が現在、都内の映画館で上映されている。東電福島第一原発事故から間もなく13年。福島県浪江町津島地区は第一原発から約30キロ離れているが、今もほぼ全域が「帰還困難区域」に指定されたままだ。パレスチナ情勢を長年取材してきた土井さんは、双方に「奪われた人間の尊厳と権利」を見る。
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  令和6年2月号
令和6年2月号 楽器「二胡」の可能性広げる(二胡奏者 ウェイウェイ・ウーさん)
 聞くたびに癒やされていく悠久の音色—二胡(にこ)。そんな中国の民族楽器を演奏しロックやジャズ、クラシックなど、ジャンルにとらわれない音楽を追求しているウェイウェイ・ウー(巫 謝慧)さん(55)。33年前、二胡を抱えて中国・上海から来日して以来、日本を拠点に坂本龍一らとのコラボレーションやNHK交響楽団と共演するなど、幅広く活動している。
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  令和6年1月号
令和6年1月号 個人を通して時代を描く(劇作家・演出家 永井愛さん)
 個人を通して時代を描く—。劇団「二兎(にと)社」を主宰する劇作家・演出家、永井愛さん(72)の信条だ。国歌斉唱強制や報道の自由…。代表作のテーマから「社会派」といわれるが、「私が見つめているのは『人間』です」と歯切れ良い。「社会問題の中には、人間のドラマがある」。12日から都内で上演する「パートタイマー・秋子」も喜劇でありながら、格差拡大という社会問題を背景にする。
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