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つくば霞ケ浦りんりんロード 茨城県/土浦市など14市町村 |
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筑波山を望むつくば霞ケ浦りんりんロードを快走する
(茨城県地域振興課提供) |
東京に近い自転車の「聖地」
霞ケ浦と筑波山の、風光明媚(めいび)な2大スポットをつなぐ「つくば霞ケ浦りんりんロード」。茨城県南部14市町村をまたぐ全長約180キロ、都心から約1時間で行ける全国屈指のサイクリングコースだ。昨年3月には、レンタサイクル、コインロッカー、シャワーなどを完備したJR土浦駅直結の一大サイクリング拠点「りんりんスクエア土浦」が開設。自転車乗りの新たな“聖地”として注目を集めている。自転車で茨城の豊かな自然と歴史・文化薫る街並みを爽快に走り抜けよう。
「つくば霞ケ浦りんりんロード」は、旧筑波鉄道の廃線敷きと霞ケ浦を周回する湖岸道路を合わせたサイクリングロ—ド。北は桜川市から南は潮来市に至る。コース道路上には本線を示す矢羽根マークや多言語標識が充実。平地を中心としながらも、沿線には10%を超える急こう配の「筑波山ヒルクライムコース」もあり、初心者から上級者まで多彩な楽しみ方ができる。特に北部の旧筑波鉄道廃線敷きは大部分が自転車・歩行者専用道路であり、駅だった場所を活用した休憩所が点在。初心者にはとても走りやすいコースとなっている。
コースには10カ所のレンタサイクルの貸し出し・返却スポットのほか、休憩所や街中の商店・コンビニの協力による約300カ所のサイクルサポートステーション(空気入れや工具の貸し出し、サイクリスト向け優待サービスなど)も整備され、手ぶらで訪れても快適なサイクリングが楽しめる。
自転車レンタル(電動アシストタイプもあり)は、3日前までに予約が必要。料金など詳細はラクスマリーナ・サイクリングサポートデスク Tel.029・822・2437
「柔らかリブとチキンのランチ」。リブとチキン以外のメニューは毎日違う。彩り鮮やかな野菜も人気。ランチタイムは午前11時半〜午後2時半(値段は変わるが同メニューはランチタイム後も注文可) |
人気の肉料理
「筑波山ヒルクライム」にアタックするサイクリストらに人気のレストランが、筑波山ろくにある「彩食工房ひるくらいむ」。ランチサービスの一番人気は「柔らかリブとチキンのランチ」(1300円)。骨付きなのに箸で食べられるほど軟らかい大きなスペアリブとチキンフリッター、そこに“シェフ気まぐれ”のソースやスープ、付け合わせが盛られたプレートだ。「自転車乗りのため、がっつり食べられる肉料理中心ですが、カロリー控えめを心掛けています」とは店主の飯島利幸さん(42)。自身もサイクリストであり、「つくば霞ケ浦りんりんロード」にはサポートステーションとして協力。16歳にして世界を転戦するサイクルロードレーサー・篠原輝利(きり)選手のサポートも続けている。
火曜・水曜定休。詳細は Tel.050・3708・1844 |
寄り道スポット
沿線の市街地には、観光スポットが多数点在している。コースを抜けてちょっと寄り道。地元グルメのほか、茨城南部の魅力を探索してみよう。
◆「真壁の町並み」(桜川市)…国の重要伝統的建造物群保存地区。かつての城下町であり、江戸末期から昭和初期にかけて建てられたバラエティーあふれる建造物が残る。
◆「霞ケ浦ふれあいランド」(行方市)…霞ケ浦を一望できる高さ約60メートルの「虹の塔」などで構成されるテーマパーク。併設の「行方市観光物産館こいこい」では霞ケ浦名物のコイやナマズのハンバーガー「鯉パックン」「なめパックン」に舌鼓。
予科練平和記念館の実物大「ゼロ戦」模型(茨城県地域振興課提供) |
◆大杉神社(稲敷市)…「あんばさま」の愛称で親しまれる歴史ある社。日本唯一の夢むすび大明神。豪華な社殿とそこに施された緻密で華麗な彫刻により「茨城の日光東照宮」とも呼ばれる。
◆予科練平和記念館(阿見町)…かつて「予科練」(海軍飛行予科練習生)の街だった同地。選抜された14歳半〜17歳の少年らが最長約3年間の訓練の末、戦地に飛び立った。特攻を含む予科練の歴史を次世代に伝える。 |
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それぞれのサービス料金や入館料、アクセス、周辺観光情報を含め詳細は、茨城県観光物産協会Tel.029・226・3800へ。 |
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