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  今月の旅情報 平成30年11月上旬号  
備後で“ぶらぶら歩き”  広島県/福山市、府中市、三原市

鞆の浦のシンボル常夜燈(左端)と、潮の満ち干に対応するための、階段状の雁木が残る船着き場。鞆の浦はかつてハリウッド映画「ウルヴァリン」(ヒュー・ジャックマン主演)のロケ地になったことも
 歴史的な町並みや瀬戸内グルメなど観光資源が豊富な広島県東部・備後地方。ノスタルジックな町並みが郷愁を誘う「鞆(とも)の浦」(福山市)など、 “ぶらぶら歩き”が楽しいスポットが盛りだくさんだ。ことし7月、西日本一帯を襲った豪雨災害からも徐々に復興し元気を取り戻しつつある。そんな備後地方のおすすめを紹介する。

福山・鞆の浦
 瀬戸内海のほぼ中央に位置する「鞆の浦」は、古代から風待ち、潮待ちの港として栄えた。特に江戸期の繁栄ぶりは顕著で、湾の最奥に立つ常夜燈をはじめ、雁木(がんぎ)や波止場、船番所など江戸期の港湾施設がここまでそろっているのは全国でも珍しいという。

 また、北前船が寄港しにぎわった町並みは、現在も白壁の商家などが点在し国の重要伝統的建造物群保存地区に指定。散策すると、江戸時代の港町に迷い込んだかのようなノスタルジックな風情を感じることができる。

 「坂本龍馬の『いろは丸事件』関連史跡や、朝鮮通信使が絶賛したという対潮楼(福禅寺客殿)から見る風景など、鞆の浦には見どころがいっぱい。町歩きが好きな人は何時間ぶらぶらしても飽きないと思います。ぜひガイドと一緒に町めぐりを楽しんでください」と、「鞆の浦史跡めぐりガイド」の吉岡睦雄さん(66)は話す。

 観光ガイドの申し込みは、鞆の浦観光情報センター(Tel.084・982 ・3200)で。料金は2時間以内2000円(要予約)ほか、土日祝日に は無料ガイド(予約不要)も。



上下の町並み
府中・上下町の町並み
 備後の山あい、府中市上下(じょうげ)町は、かつて江戸幕府の直轄領(天領)として栄えた町。石見銀山へと通じる上下の町には代官所が置かれ、金融業も盛んだった。最盛期には30軒余りの掛屋(金融業者)が軒を連ね、現在でも至るところに豪華な白壁やなまこ壁の建物が残る。まさに“備後のウォール街”をほうふつとさせる。このほか、現存する木造芝居小屋としては中国地方唯一の「翁座」も。人力で動かす回り舞台なども残っており、貴重な建築遺産だ。

田山花袋ゆかりの地
 また上下町は、田山花袋の小説「蒲団」のヒロインのモデルとされる文学者・岡田美知代の故郷でもある。美知代は若くして上京し田山花袋に師事。内弟子として文学修業に励んだ経験を持つ。花袋は後に同町の岡田家を訪ね、その際の思い出を紀行文「備後の山中」として発表した。作品の中で花袋は「私もその女(美知代のこと)が好きだった」と告白し、「一生忘れられない旅である」と吐露している。美知代の生家・岡田邸は現在「上下歴史文化資料館」(Tel.0847・62・3999)として、町のさまざまな資料を展示するほか、観光ガイドの受け付けなどを行っている。同館には、花袋が宿泊した部屋もほぼ当時のまま残されており、見学も可能だ。

 同館館長の守本祐子さん(60)は話す。「作品を読むと、花袋は美知代のことが気になって、気になってしようがなかったみたいですね。そんな花袋と美知代の関係に思いをはせるのも一興です。上下町は歴史とロマンの町です。まだまだ知られざるエピソードがありますので、ぜひ散策してみてください」


タコの刺身(上)、やわらか煮(下)
三原・タコ料理
 備後のグルメで味わいたいのが三原市のタコ料理。マダコが生息しやすい環境が整っているという三原沖では、伝統のタコつぼ漁が盛ん。エビやカニなどタコのエサが豊富で、潮の流れが速い三原沖のタコは足が太くて歯応えがいいと評判だ。

 おいしいタコ料理を味わってみようと、今回訪ねたのは「和食処 登喜将」(Tel.0848・62・7393)。同店では、おすすめの「たこお手軽コース」(3132円)を賞味。プリプリっとした刺し身や、口の中でとろけるような食感の「やわらか煮」、人気の「たこピリ辛鍋」「たこ天」「たこ釜飯」など“タコ尽くし”がうれしい。

 「タコを味わい尽くしていただこうと、食べ方にはこだわっています。各料理で異なった食感や味が楽しめるよう工夫しています」と、店主の木田多泰さん(47)。

 三原市は、「タコ」「地酒」「おやつ(スイーツ)」を“三原食”と名付けPR。市内には三原食メニューを提供する店舗が約50店あり、のんびり食べ歩くのも楽しい。


◆ アクセスなど観光全般の問い合わせ ◆
 広島県観光連盟 Tel.082・221・6516 https://www.hiroshima-kankou.com/

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