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ニュー・グリーンピア津南の展望風呂には豊かな温泉があふれている |
観光の拠点「ニュー・グリーンピア津南」
千曲川が日本最長の河川・信濃川へと名前を変えるあたりに新潟県の南部の町、津南(つなん)町がある。魚沼産コシヒカリの故郷で、水と緑に彩られた高原が広がる。同町の大型リゾートホテル「ニュー・グリーンピア津南」は、気軽に自然や温泉、食などが満喫できる施設だ。同ホテルを中心に周辺の見どころを紹介しよう。
津南町へのアクセスは列車では上越新幹線の越後湯沢駅からバスで約1時間、車では関越道の塩沢石打ICから国道353号などを経由して中心部へは35キロほど。冬季は有数の豪雪地帯で、2006(平成18)年には5メートルを越える積雪記録があるが、今の時季は青々とした稲田が広がり、周囲の山々は緑に染まる。
その一角に公設民営による大型リゾートホテル「ニュー・グリーンピア津南」がある。敷地面積115万坪と広大で、ここにスキー場、テニスコート、プール、サイクリングコースなどのスポーツ施設から温泉や小動物ふれあい広場まで、大人から子どもまで楽しめる施設がそろっている。「東京からの直行バスもありますので平日は熟年層が、週末にはヤングのグループや親子連れの利用が多いですね。6月いっぱいまで山菜採りも楽しめます」と同ホテルの石橋昌子副社長(53)。
見どころを巡った後、ホテルに戻ると温泉が待っている。湯は7階に大浴場と露天風呂があり、3階にも内風呂がある。7階の湯船からは緑あふれる津南高原が眺められ、手足を伸ばしてゆったり漬かると心身がほぐれていくよう。 |
池の周りの森を水面に映し、澄んだ湧水をたたえる龍ケ窪。名水100選に選定されている |
龍ケ窪…湧水満ちて森を映す
ニュー・グリーンピア津南から車で20分。日本でも最大級といわれる、信濃川と支流の中津川が作った9段に及ぶ河岸段丘の中に名水100選に選定された龍ケ窪がある。ブナなどが茂る深い森に囲まれた長径約220メートルの池で、毎分約30トン、1日にして約4万3000トンの水が湧く。底まで透けて見えるエメラルドグリーンをたたえた水面は辺りの森を映し、神秘的な眺め。周辺の芦ケ崎地区ではこの湧水を飲料に利用しているというからうらやましい。 |
ひまわり広場では7月末から8月末まで50万本のヒマワリが咲きそろう |
ひまわり広場…50万本の大輪
龍ケ窪から5〜6キロ来た道を戻ると「ひまわり広場」がある。毎年7月末から8月末にかけておよそ1カ月間、ヒマワリの大輪が50万本ほど台地を黄色に染めるように咲きそろう。1990(平成2)年に農家の青年たちがボランティアからはじめたもので、今では年間10万人ほどが訪れる人気スポットになっている。 |
◆ ニュー・グリーンピア津南 ◆
1泊2食1万900円(1室2人利用)〜。上越新幹線越後湯沢駅から送迎バスが運行。東京からは蒲田、新宿、練馬から直通バスが出ている。直通バスプランは往復のバス料金込みで同1万3000円〜。Tel.025・765・4611 |
◆ 観光の問い合わせ ◆
津南町観光協会 Tel.025・765・5585 |
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