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秋の旅情求め北関東へ 栃木県／さくら市・群馬県／安中市 |
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ゆっくり入浴しても“湯疲れ”せず、肌もしっとりつるつるに＝栃木喜連川温泉 |
全国約65カ所、ほとんどの施設で天然温泉が楽しめる「かんぽの宿」。近場の北関東にも、“日本三大美肌の湯”喜連川（きつれがわ）温泉＝栃木県さくら市＝や、妙義山の紅葉や料理が自慢の磯部＝群馬県安中市＝など行楽シーズンにぴったりな宿がある。行楽の秋、気軽に旅情を味わってみようと、北関東にある2つの「かんぽの宿」を訪ねた。
日本三大美肌の湯…栃木・喜連川
栃木県のほぼ中央、さくら市にある喜連川温泉。同温泉は（財）中央温泉研究所から、佐賀の嬉野温泉、島根の斐乃上温泉と並んで「日本三大美肌の湯」に選ばれた名湯だ。弱アルカリ性の泉質（ナトリウム、塩化物温泉）は、「肌がつるつるになる」と評判なほか、神経痛や関節痛にも効能があるといわれている。
「かんぽの宿 栃木喜連川温泉」では、露天風呂や寝湯など名湯を5つの楽しみ方で味わうことができる。家族風呂には、介護用のリフトも設置するなどバリアフリー対応も万全だ。
「喜連川プラン」の料理 |
また、「いつも愛犬と一緒にいたい」という旅行者のために、今年6月から愛犬と泊まれる「ワンちゃんルーム」を4室用意した。総支配人の大内忠政さん（59）は「大型犬用、小型犬用それぞれのドッグランもあります。ぜひワンちゃんとお越しを」と話している。
アユや同県特産のヤシオマスなど地元食材をふんだんに使用した料理もおすすめだ。また11月からは、冬の味覚カニが堪能できる「かに大満足コース」（1泊2食付き1人1万3500円）も始まる。
同宿へのアクセスはJR東北本線「氏家駅」からバスで20分（同駅から無料送迎もあり）。
コンテストで絶賛された「里芋饅頭 菊花餡かけ」（右下）を含む「紅葉プラン」の料理＝磯部 |
紅葉の名所で舌鼓…群馬・磯部
群馬県南西部の山あいにたたずむ「かんぽの宿 磯部」。同地方は、日本三大奇勝に数えられる妙義山など山岳地帯の景観が楽しめることで知られる。
同宿の自慢は料理だ。全国の「かんぽの宿」の調理師が技と味を競い合う料理コンテスト「グルメアワード2012」で北関東代表に選出された実績を持つ。同コンテストで料理評論家・服部幸應氏ら審査員から絶賛された「里芋饅頭 菊花餡かけ」は、地元食材サトイモの新たな可能性を引き出した、繊細な逸品だ。何度も裏ごししたサトイモの滑らかさとキノコなどの舌触りが口の中で絶妙なハーモニーを醸す。
磯部の露天風呂 |
同料理考案者の一人で調理師の岩瀬直樹さん（54）は「里芋饅頭は非常に手間暇がかかった料理です。作るのに時間がかかるため量産できませんが、ぜひ一度ご賞味ください」と話す。
また、「温泉記号（♨）発祥の地」とされる磯部だけに、温泉もぜひ堪能したい。碓氷川のせせらぎが聞こえる露天風呂で癒やしのひとときを。同宿には「温泉ソムリエ」に認定されたスタッフもおり、効果的な入浴の仕方などの相談も。
同宿へのアクセスはJR信越本線「磯部駅」から徒歩15分（同駅から無料送迎もあり）。 |
☆読者特典☆
12月27日（金）までの通常日に限り、1万円以上の宿泊プランを1000円引きに。
おすすめプランは、秋の新鮮食材を盛り込んだ「喜連川プラン」（1泊2食付き1人1万1000円）＝栃木喜連川温泉＝や、「里芋饅頭」を含む「紅葉プラン」（1泊2食付き1人1万3000円）＝磯部＝など。
※電話予約時に「定年時代を見た」と申し出を。
【かんぽの宿 栃木喜連川温泉】 Tel.028・686・2822
【かんぽの宿 磯部】 Tel.027・385・6321 |
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