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マグロ、ジェラート…“おいしい”がいっぱい 神奈川県/横須賀市 |
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「鉄火鮪 興慶丸」のインドマグロはねっとりと甘い |
「よこすかポートマーケット」誕生
明治時代を物語る貴重な歴史的遺産・記念艦「三笠」(神奈川県横須賀市)の近隣に13日、「Yokosuka Port Market」がオープンした。ここでは、横須賀の港に揚がるマグロやしらすなどの鮮魚、三浦半島などで採れた青果、葉山牛、地元牧場の牛乳で作るジェラートなどを提供する。折りしも三浦半島は旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」改訂第3版で、二つ星を獲得したばかり。横須賀市内では観音崎が一つ星を獲得し、軍港めぐりなども同書で紹介された。横須賀美術館で特別企画展「70's バイブレーション!」も開催中。この春、横須賀に“わくわく”を見つけに足を延ばしてみませんか?
「よこすかポートマーケット」には、鮮魚店5店を中心に、高級葉山牛の「横須賀 晃進」、採れたての野菜がそろう「Farmhouse Garden」、海の幸が味わえる「和食レストラン なぶら」など14店が出店している。
マーケット内の注目は、初出店となるまぐろ専門店「鉄火鮪 興慶丸」(てっかまぐろ こうけいまる)。自社船で捕ったインドマグロを安価で販売する。梶原公生店長(53)は、「マグロといえば三浦のイメージだけど、実は横須賀の方が本数は多く揚がっているんですよ。うちの一押しのインドマグロは、濃い赤ワインみたいな色ですが、甘みがあって、味が深い。ねっとりとした舌触りがあるのにしつこくなく、マグロにこだわりのあるすし職人に人気があります」と熱烈にPR。
マグロ消費量が世界一の日本。梶原さんは「冷凍技術も仕事の丁寧さも日本が一番。みんなが命懸けで捕ってきたマグロだから、一般の食卓にも届けたい」と胸を張る。「中トロ以外もおいしく食べられる特製タレも販売しています。ぜひ試してください」
「横須賀ジェラートファクトリー」で舌鼓 |
青果コーナーのお薦めはこの時季三浦半島が誇る春キャベツ。「Farmhouse Garden」の店舗運営マネジャーの博田智美さん(32)は、「春キャベツは葉っぱがふわふわしている、軽いものを選んでください。生でも炒めても日本一おいしいです」と太鼓判を押す。
スイーツ好きには、関口牧場の牛乳を使った「横須賀ジェラートファクトリー」の、季節の果物や野菜をミックスしたジェラートがお薦め。今春は、横須賀産のイチゴを練り込んだジェラートのほか12種類を用意する。
営業時間は午前10時〜午後7時。レストランは午前11時〜午後9時。月曜定休(祝日の場合は営業)。駐車場あり。京急線横須賀中央駅徒歩15分。循環バスあり。TEL.046・823・1967
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横須賀美術館 |
横須賀美術館も注目
専門性の高い現代美術の展示が多い横須賀美術館は、観音崎付近にある。外観はガラスに覆われ、目の前に東京湾。晴天の日は房総半島も見える。
同館は、昨年から既成概念にとらわれない企画も開催し、注目を集めている。現在は、「70's バイブレーション!〜70年代ニッポンの音楽とポップカルチャー横須賀に蘇る〜」を開催中だ(4月14日まで)。井上陽水、吉田拓郎、泉谷しげる、小室等、大滝詠一らが活躍し、社会的なメッセージを込めたフォークソングやロックが一世を風靡(ふうび)していた70年代を、写真、映像、雑誌、ファッションといった角度から切り取る。
古いものの中から、新しいものを再発見する、そんな楽しみが待っていそうな企画展だ。
一般1000円。4月1日(月)休館。京急線馬堀海岸駅からバス。問い合わせ TEL.046・845・1211 |
軍港めぐりクルーズ |
日帰りバスツアー「ミシュラン・グリーンガイド二つ星の三浦半島を行く」
4月18日(木)、24日(水)、5月7日(火)、17日(金)、28日(火)、各日午前8時50分、新宿駅集合。
当日は、軍港めぐりクルーズを楽しみ、昼食後、横須賀美術館へ。その後、「よこすかポートマーケット」で買い物と記念艦「三笠」を見学。午後5時現地出発。雨天決行。
7980円。最少催行人数30人、先着順。申し込みは京急観光(株) TEL.03・5767・9717 |
【ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン】
ミシュラン発行の旅行ガイド、日本編。日本の伝統と現代の魅力を伝える観光地を紹介している。現在改訂第3版(フランス語)が発売中。関東では鎌倉、高尾山などが三つ星、東京スカイツリー、三浦半島、城ケ島などが二つ星を獲得。 |
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