定年時代
定年時代はアクティブなシニア世代の情報紙
ASA(朝日新聞販売所)からお届けしています
会社概要 媒体資料 送稿マニュアル
広告のお申し込み イベント お問い合わせ
個人情報保護方針 サイトマップ  
HP更新日 → 新聞発行日の翌々日(水曜日)
新聞発行日 → 第1月曜日:東京/埼玉/千葉/横浜・川崎/茨城
  第3月曜日:東京
トップ 東京版 埼玉版 千葉版 横浜・川崎版 茨城 高齢者施設 プレゼント
旅行 | おすすめ特選ツアー | 趣味 | 相談 |  | 仕事 | 学ぶ | これは便利これは楽々 | リンク | インフォメーション
定年時代
 
  今月の旅情報 平成24年3月下旬号  
押し寿しの滋味を求めて  富山県/富山市

「鱒寿し」の店の多くは昔ながらの手作りを続ける。笹の葉の香りも鱒寿しの風味を引き立てる=川上鱒寿し店
「鱒寿し」の駅弁100年
 伝統と創意が織り成す「押し寿(ず)し」の滋味。駅弁で有名な「鱒(ます)寿し」をはじめ、富山には多様な押し寿しの文化が息づいている。代表格の鱒寿しは、お店を巡りながらの食べ比べがお勧め。桜の花を連想させる淡紅色の身と真白い酢飯の取り合わせが、旅情と食欲をかき立てる。「かぶら寿し」や「みょうが寿し」も富山の風土が育んだ、味わい深い郷土食だ。


源の「ますのすし一重」
 全国の駅弁の中でもトップクラスの人気を誇る富山の「鱒寿し」。富山市内を流れる神通川の鱒は、古くから押し寿しの材料として愛されてきた。富山駅の駅弁として売り出されたのは、ちょうど100年前の1912(明治45)年春。淡泊で上品な食味は「飽きがこないおいしさ」といわれる。

 駅弁誕生からの伝統を受け継ぐ「(株)源(みなもと)」(富山市、フリーダイヤル0120・29・3104)の年間製造数は現在、約150万個。一時期“幻”といわれた神通川の鱒は、漁獲量が限られるため、同社営業本部「ますのすしミュージアム」営業部長の藤田秀和さん(59)は「世界中を探して上質の鱒を仕入れている」と話す。製造の様子が見学できる「ますのすしミュージアム」では、直営レストランで出来たてが味わえる。

店巡り食べ比べ
 富山市中心部を流れる松川は、明治の改修で流路を変えた神通川の名残。川沿い近くでは約10軒が自家製の鱒寿しを販売する。鱒の身の特徴や塩加減、酢飯の粘りなどは店ごとに違う。「自分のお気に入りの鱒寿しを探して」と呼び掛けているのは、(株)川上鱒寿し店(TEL.076・432・5129)専務の川上弥(わたる)さん(39)だ。同店は鱒の切り身をあえて酢飯の下に敷く。「鱒が入っていないと早合点されることがある」と苦笑するが、「鱒を下にすると(酢飯の水分で)鱒の身がしっとりとして味わいが増す」と特長を語る。

 桜の花の名所でもある松川では、遊覧船が運航されている。川上さんは言葉を継ぐ。「四季折々の風情ある“鱒ずしの町”を川面から眺め、町歩きも楽しんで」


夏向けの季節商品として近年、人気を呼んでいる三和食品の「ぶり大根寿し」
冬の「かぶら」、夏の「大根」
 世界遺産に登録された五箇山(ごかやま)の合掌造り集落で知られる県南西部。雪深いこの地ならではの押し寿しが「かぶら寿し」だ。

 三和食品(株)(南砺市、TEL.0763・52・0284)は繊維質が軟らかい「白かぶら」をこうじと甘酒に漬け込み、低温でじっくり発酵・熟成させている。カブに挟み込む魚は、うま味の多いブリやサバ。カブの甘みと程よく調和した、優しい舌触りの郷土食だ。

 かぶら寿しの販売は、原料のカブが旬の早春までに限られるため、同社は5年ほど前に“夏向け”の「大根寿し」を開発した。大根のしゃきっとした歯応えが楽しめる新たな名産。代表取締役社長の山村一幸さん(61)は、「発酵の状態が最適となるよう研究を重ねた自信作。『かぶら』との違いを楽しんで」と話す。


味彩おおやまの「みょうが寿し」
爽やかな食感の「みょうが寿し」
 さっぱりした野菜の押し寿しはいかが—。富山の山間部では、ミョウガを使った「みょうが寿し」が、祝いの席を飾ってきた。

 富山市大山地区の「味彩(あじさい)おおやま」(TEL.076・483・1417)は、農家の女性たちでつくる農事組合法人。甘酢や赤シソで漬け込んだ特産の「小佐波ミョウガ」を地元産のコシヒカリに混ぜ込んでいる。酢飯の上にミョウガの薄切りと鱒を乗せ、笹(ささ)の葉でくるんだ見た目も美しいおもてなし料理。ミョウガの香りとしゃきしゃきした歯応えが「爽やかな食感でおいしい」と評判だ。代表理事の金山加代子さん(64)は「(県内の)スーパーや道の駅では看板商品になっています」と笑顔を見せる。製造数や鮮度の関係から首都圏では店頭販売していないが、通信販売の注文を受け付けている。
 都内のアンテナショップ「いきいき富山館」(東京交通会館地下1階、JR有楽町駅徒歩1分)では、押し寿しを含む富山の名産を販売。
 鱒寿しは“お店日替わり”。数に限りがあり昼ごろ完売の日も。
 観光の問い合わせも受け付け。
 同館 TEL.03・3231・5032

ポイントページの先頭へ
旅行
今月の旅情報
最新号
令和5年過去の記事一覧
令和4年過去の記事一覧
令和3年過去の記事一覧
令和2年過去の記事一覧
令和元年過去の記事一覧
平成31年過去の記事一覧
平成30年過去の記事一覧
平成29年過去の記事一覧
平成28年過去の記事一覧
平成27年過去の記事一覧
平成26年過去の記事一覧
平成25年過去の記事一覧
平成24年過去の記事一覧
平成23年過去の記事一覧
平成22年過去の記事一覧
平成21年過去の記事一覧
平成20年過去の記事一覧
平成19年過去の記事一覧
   
おすすめ特選ツアー
最新号
令和3年過去の記事一覧
令和2年過去の記事一覧
令和元年過去の記事一覧
平成31年過去の記事一覧
平成30年過去の記事一覧
平成29年過去の記事一覧
平成28年過去の記事一覧
平成27年過去の記事一覧
平成26年過去の記事一覧
平成25年過去の記事一覧
平成24年過去の記事一覧
平成23年過去の記事一覧
平成22年過去の記事一覧
平成21年過去の記事一覧
平成20年過去の記事一覧
平成19年過去の記事一覧
   
アンテナショップ
最新号
平成25年過去の記事一覧
平成23年過去の記事一覧
平成22年過去の記事一覧
平成21年過去の記事一覧
平成20年過去の記事一覧
   
定年時代読者のためのおすすめ特選ツアー
 
 
定年時代
トップ | 会社概要 | 媒体資料 | 送稿マニュアル | 広告のお申し込み | イベント | お問い合わせ | 個人情報保護方針 | サイトマップ
当ホームページに掲載されている全ての文章、写真、イラスト等の無断複製・転載を禁じます。
Copyright Shimbun Hensyu Center Company. ALLrights reserved.