千三百年の伝統
昨年11月、埼玉県小川町の「細川紙」がユネスコの無形文化遺産に登録された。つややかで美しい光沢、手すきならではの素朴な温かみ。それでいて紙としての強さを兼ね備えているのが特徴だ。
ツアーでは「細川紙」の工房を訪ね、作業現場などを見学。スタッフの説明を聞きながら千三百年ともいわれる伝統の職人技と間近に触れ合う。
また、世界に誇る「和食」はおととしユネスコの無形文化遺産に指定。今回の夕食は、国の登録有形文化財に指定された「割烹旅館 二葉」で、二葉名物の和食(忠七めし会席)を堪能する。また夕食後に、丹念に手入れをされた日本庭園でホタルの乱舞を案内付きで観賞。この時季ならではの風流な夜を過ごす。
翌日は行田市へ。ベストセラー歴史小説「のぼうの城」の舞台となった忍城を見学。戦国時代、豊臣勢の水攻めをしのいだ名城を案内人と巡る。
宿泊は、熊谷市の天然温泉リゾートホテル「四季の湯温泉 ホテルヘリテイジ」。
午前8時出発、翌日午後6時半帰着予定。 |