国宝の薬師堂
開創以来1300年余りと伝えられる甲州勝沼の名刹(めいさつ)、大善寺。鎌倉時代に建てられた薬師堂は、関東で最も古い建造物といわれ、厨子(ずし)とともに国宝に指定されている。十二神将(国重要文化財)など、見どころが多い。本堂や山門を囲むように咲くソメイヨシノが山裾を薄紅色に染める。大善寺では、自家製ワインが付いた精進料理の昼食も楽しみ、武田信玄公ゆかりの恵林寺へ。
信玄公のぼだい寺として夢窓国師が開山し、国師が築庭した池泉式庭園(国指定名勝)を有する恵林寺。ソメイヨシノなど庭園には数種類の桜が咲く。
また、樹齢300年以上のイトザクラ(県天然記念物)で知られる慈雲寺も訪ねる。枝を四方に垂らし、本堂もしのぐ大木は圧巻だ。この時季は、寺の周りで桃やサクランボの花も咲き、まさに桃源郷となる。武田勝頼公ゆかりの景徳院でも桜を観賞。甲斐の名寺・古寺の桜を巡りながら、春の訪れを楽しむ。
午前8時出発、午後6時20分帰着予定。 |