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八重洲から被災地支援を 福島県八重洲観光交流館 |
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八重洲南口からすぐ—。「ビジネス街という土地柄、平日は会社員。休日は東京駅での買い物客の利用や、銀座方面からアンテナショップ巡りをする人が多い」と話すのは、福島県八重洲観光交流館の富田潤也館長(53)。「アイテム数約1000のアンテナショップ『ふくしま市場』(東葛西)に対し、こちらでは観光情報の提供や物産販売を行っています」
2009年7月にオープンした同店。こぢんまりした店舗ながら、旬の観光情報やイベント案内をはじめ、「赤べこ」や七転び八起きの精神を持った縁起物「起上小法師」(おきあがりこぼし)など郷土色あふれる工芸品、加工食品など約280点のアイテムを提供している。人気の喜多方ラーメンや郷土料理の「イカ人参」のほか、「ままどおる」「ゆべし」などの菓子も。中でも南相馬市の「伝承蔵とうふみそ漬」はとろけるような風味と食感が決め手の逸品だ。
また、福島県は全国新酒鑑評会で受賞するなど銘酒が多く、店内には贈答用などで人気の地酒も。「3月の東日本大震災以降、酒の売り上げが増加。被災地支援という形で多くの人が購入してくれています。福島県出身の人もそうでない人もぜひ遊びに来てください」と富田さん。同館では義援金の受け付けも行っている。
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