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  東京版 令和4年3月下旬号  
「童謡は世代を超え絆紡ぐ」  童謡歌手・眞理ヨシコさん

コロナ禍にあっても童謡歌唱への熱意は薄れず、いちはやい公演の再開を熱望していた眞理さん。5月に行われる「水芭蕉コンサート」は、「ちいさい秋みつけた」「めだかの学校」など、終戦後に数々の素晴らしい楽曲を世に送り出した作曲家・中田喜直をしのび童謡を歌い継ぐステージだ。「60年以上の私の歌手生活のほとんどは、中田先生あってのものでした。現在、コロナ禍で“子どもの歌”を歌う歌声が消えゆく危機にあります。今回のコンサートでは先生の遺志を引き継ぎ、それを呼び戻したいですね」と意気込みを語る
初代“うたのおねえさん”、5月にコンサート再開
 「おもちゃのチャチャチャ」「ぞうさん」など、世代を超え親しまれている童謡。そのさらなる普及のため全国のステージに立ち、歌い継いでいるのが童謡歌手の眞理ヨシコさん(83)。コロナ禍の長い中断を挟み、5月には復活の舞台に立つ予定だ。NHKの幼児番組「おかあさんといっしょ」(当時は「うたのえほん」)の初代“うたのおねえさん”を経て、長く同局の児童番組で活躍した眞理さんは童謡の魅力を語る。「大人が子どもに真剣に向き合いつくられた童謡はシニアになっても胸に残り、世代を超えた絆を紡ぐ手段となっています。また、日本ほど童謡をつくり続けている国もないと思います。童謡は“世界遺産”に匹敵する、先人から贈られた素晴らしい財産です」

  明治以降、童謡の歴史は100年を超える。その間、野口雨情、まど・みちお、サトウハチローらが作詞家として名を連ね、また瀧廉太郎、團伊玖磨、山本直純らも曲を提供するなど、名だたる詩人、音楽家らが次世代を担う子どもたちに童謡を贈っている。童謡は“私そのもの”と語る眞理さんは目を輝かす。「優れた童謡は、大の大人が自らの“子ども性”を引き出し、子ども目線で紡いだもの。長すぎず短すぎず、無駄を省いた音楽にのり、詞の“力”が胸にすっと入ってくるものです」

 眞理さんは1938年、岐阜県で生まれたが、間もなく親の転勤で東京に転居。共に歌が好きな両親のもとで育ったと振り返る。

 「小さいころは父、母、弟とよく家族でハーモニーを紡いでいました。楽しかったですね」

 永田町の小学校に通うようになると、音楽好きな教師に導かれ合唱団を編成。NHKに近かったことが幸いし、歌唱力が高いと見込まれた子たちとラジオの音楽番組に出演することに。そこで山田耕筰夫人の声楽家・辻輝子ら一流の音楽人たちと交流を持ったことで、音楽の魅力にどっぷりはまったと語る。「おのずと音楽科のある高校を経て東京藝術大学に進学しました。大学受験の滑り止めに東映ニューフェイスを受け合格したのですが、目もくれず歌の道を選びましたね(笑)」

 大学在学中の61年、NHKに就職した先輩から声が掛かる。「今度テレビ番組を作ることになった。オーディションを受けてみないか?」

 そして、歌謡番組「歌の広場」で“ニュー・ボイス”としてデビューを果たすが、その同年に先輩からまた声が掛かる。「子ども向け音楽番組のオーディションを受けてよ」

 それが「うたのえほん」だった。当時好評だったラジオ番組「うたのおばさん」のテレビ版として、歌だけでなく教育や体操を取り入れた内容。後の長寿番組「おかあさんといっしょ」として現代まで続くが、その初代“うたのおねえさん”として22歳の眞理さんが抜てきされたのだ。ちなみに、一般歌謡番組から児童向け番組に籍を移したことについては、葛藤はなかったと語る。「昔からミュージカルが好きでしたし、それと割合近しいと感じていた児童歌謡・童謡の世界は毎日充実していました。それに当時は新しい歌を覚えて練習する毎日。多忙で余計なことを考える暇はありませんでした」

児童番組の礎築く
 今に続く児童番組の礎をつくった「うたのえほん」。視聴者の親世代からの注文も多く、大変だったがやりがいもあったとほほ笑む。「ちょっと砕けた言葉を使えば、『NHKらしくない!』とかね(笑)。でも、一緒に出演した子どもたちは、スポンジが水を吸い込むように童謡を楽しんでくれました」

 63年には、前年に同番組で眞理さんが歌唱した「おもちゃのチャチャチャ」で日本レコード大賞童謡賞を受賞している。「ここでたくさんの人に童謡歌手として認知されたことで、“童謡一筋”へ腹を固めることができたと思います」

 “うたのおねえさん”は1年半で後輩にバトンタッチしたが、その後も15年以上にわたりNHKの児童番組に関わっている。「歌番組以外にも人形と一緒に掛け合いしたり、さらには人形劇の声優もやらせてもらえました」  子どもたちに囲まれた当時の現場の様子を振り返る。「子ども相手だと手を抜けば、子どもたちは敏感にそれを感じ取ります。一過性で消費されるものではなく、子どもたちの将来を見据えた番組作りをモットーに、スタッフたちとがんばってきました」

「歌い継ぎ童謡守る」
 その後、93年には、“童謡の父”といわれる本居長世の作品による「うたの旅」を全国で実施している。以降も機会あるごとにステージで童謡を歌い継いだ。「どんなに優れた童謡でも、楽譜だけでは消えていきます。多くの人の目の前で歌い、その価値を皆さんに共有してもらうことこそ、初代“うたのおねえさん”となった自分の使命だと思っています。でもそれはとても幸せなこと。これからも自分の生涯をかけて童謡を歌っていきます」

♪「水芭蕉コンサート 〜継(つな)ごう童謡、世代をこえて」♪
 5月25日(水)午後3時、けやきホール(古賀政男音楽博物館内、地下鉄代々木上原駅徒歩3分)で。

 2000年に亡くなった作曲家・中田喜直をしのび、その翌年から開かれてきた「水芭蕉コンサート」。記念すべき20回目の公演に、多くの歌手が出演し童謡を歌い継ぐ。

 予定曲:「サッちゃん」「いぬのおまわりさん」「おもちゃのチャチャチャ」「北風小僧の寒太郎」「ちいさい秋みつけた」ほか。出演:眞理ヨシコ、たいらいさお、川口京子、稲村なおこ、坂下忠弘、ピアノ:篠崎仁美。

 全席自由5000円。問い合わせはナカダ音楽事務所 Tel.045・489・4797

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