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  東京版 令和3年2月下旬号  
観客の“声援”が何よりの力に  演歌歌手・坂本冬美さん

坂本さんの新曲「ブッダのように私は死んだ」は、「美しくも悲しい愛に生きた“女の魂”の物語」を桑田佳祐がつづった作品だ。「まさに“歌謡サスペンス劇場”です(笑)」。コロナ禍で思うような活動ができない中、「『絶対、桑田さんの歌をヒットさせる』と…、そう誓うたびに、自分の中に芯が通る実感を持てました」
26日から「芸能生活35周年記念公演」
 お客さまの存在が何よりの力に—。「紅白出場32回」の演歌歌手・坂本冬美さん(53)は昨年、コロナ禍で公演が相次ぎ延期・中止になる中、4会場で聴衆の前に立っている。「(会場の)雰囲気は初め、いつもと全く違いました」。しかし、プログラムが進むにつれ客席の緊張感は和らぎ、いつもと同じ笑顔が広がった。「歌っていた私が救われた気持ちになりました」。26日からは明治座で、「芸能生活35周年記念公演」を予定する。常に「全身全霊」を肝に銘じるが、「今度ばかりは全身全霊の『桁』が違う」と率直だ。「歌とお芝居…、劇場にいらっしゃる間だけでも、コロナ禍の憂さが晴れるひとときを過ごしていただきたいです」

 年明け早々、再度の緊急事態宣言—。「(公演を)やっていいのか、という思いも頭をかすめました」と、坂本さんは明かす。ただ、聴衆に声援自粛を求めた昨秋以降のコンサートでは、「新しい発見がありました」。「冬美ちゃん!」といったメッセージボードを手にするファン、目に涙をためて拍手を送る姿…。「いつしか、私の頭の中では『普段と同じく、皆さまの声援が聞こえてくる』。思わず目頭が熱くなりました」。会場を後にする人たちの笑顔を目にし、現在はこうも感じている。「こんな大変な状況だからこそ、楽しみや癒やしは大切では…」

 和歌山県上富田町に生まれた坂本さんは1986年、NHK総合テレビ「勝ち抜き歌謡天国」(和歌山大会)で「名人」に。この番組で歌唱指導をしていた作曲家・猪俣公章の内弟子となり、87年に「あばれ太鼓」で歌手デビューした。88年には「NHK紅白歌合戦」初出場。その後も、「火の国の女」や「夜桜お七」などのヒット曲に恵まれ、紅白出場は昨年末までに通算32回を数えている。しかし、「私より声量がある人はいるし、こぶしが回る人もいる。私はコンプレックスの塊でした」。

“一度のブランク”
 「紅白の常連」といわれながらも、02年に“一度だけのブランク”を経験した。スケジュールに追われる中、心身の不調が深刻になり、同年春から完全休業。「思うように歌えなくて…、いつしか歌う意味まで見失っていました」。休業中、「岸壁の母」で知られる浪曲師・歌手の二葉百合子を、すがる思いで訪ねている。二葉の励まし、歌唱指導を受け、1年ぶりに活動を再開。10年前に引退した二葉に代わって「岸壁の母」を歌い継ぐ今、「『うまい』だけでは説明しきれない表現力」との評価は揺るぎない。「私は歌に苦しめられたときもあったけれど、結局は歌のおかげで『きょう』という日を迎えています」

桑田佳祐に“直訴”
 中学時代から好きな歌手・バンドは、石川さゆりとサザンオールスターズ。そんな坂本さんだけに、その活動は時としてジャンルの枠を超える。細野晴臣、忌野清志郎と共に音楽ユニット「HIS」を結成したことも。09年にリリースした、ポップスのカバー曲「また君に恋してる」はロングヒットとなり、ファン層をさらに広げている。昨年11月発売の新曲「ブッダのように私は死んだ」は、サザンオールスターズを率いる桑田佳祐の作詞・作曲だ。19年夏、所属事務所の社長にも内緒で依頼の手紙を出した坂本さんは、こう話す。「桑田さんの歌に挑むことで、自分の殻をまた一つ破ることができました」

「演歌が軸」は一貫
 コロナ禍以降は、「(自宅の)壁に向かって歌っています。『ファンに会える日はまたすぐに来る』と、自分に言い聞かせながらですね」。その一方、「じっくり歌と向き合う時間が持てました。(02〜03年の)休業のとき以来かな」と、視線を前に向ける。自宅での練習の様子をインターネットの動画共有サービス「ユーチューブ」で配信する取り組みも、「自分の殻を破っていく」との発想から生まれている。とはいえ、「自分の中心軸は、あくまで演歌。軸がぶれないからチャレンジもできます」。明治座での座長公演は、歌と芝居の二部構成。プライベートでも仲の良い泉ピン子の「友情出演」を得て、「芝居はピン子さんの胸を借りるつもりです」と笑みを見せる。台本を読み込む中、「橋田(壽賀子)先生の喜劇の面白さにあらためて感じ入っています」。マスクと手袋をしての稽古ということもあり、「これまでにない切迫感。『舞台に立てたら奇跡』というのが正直な思い」とも。それだけに、「歌にも芝居にも、私の全てを出し尽くす」と言葉に力を込める。「『全身全霊』という言葉がこれほど当てはまる機会は、おそらくこれからもありません」

「坂本冬美芸能生活35周年記念公演 泉ピン子友情出演」
 26日(金)〜3月15日(月)、明治座(地下鉄浜町駅すぐ)で。全17公演を予定。

◆ 第一部・芝居「かたき同志」◆
 大川(隅田川)を挟んで両岸の町に暮らす呉服問屋「越後屋」のお鶴と、飲み屋「ひさご亭」のかめ。暮らし向きの全く異なる二人だが、娘と息子が「一緒になりたい」と言い出して…。橋田壽賀子作の人情喜劇。

 演出:石井ふく子、出演:坂本冬美、泉ピン子、京野ことみ、丹羽貞仁、三田村邦彦ほか。

◆第二部・坂本冬美オンステージ2021 「艶歌(うた)の桜道(はなみち)」◆
 「夜桜お七」、「また君に恋してる」、「ブッダのように私は死んだ」ほかを歌唱予定。泉ピン子らとのトークも。

 全席指定。S席1万3500円、A席6500円。明治座チケットセンター Tel.03・3666・6666

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