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  東京版 平成26年11月上旬号  
宝塚OGで「シカゴ」上演  宝塚歌劇団・元男役トップの峰さを理さん

「舞台やレビューから発散される熱、パワーを感じてほしい」と話す峰さん。「健康法は朝食時の牛乳とヨーグルト、就寝前のストレッチです。それと、毎晩、『麦』を飲んでいます」と笑顔で“ビール党”をアピール
“大人の色気”を表現
 元タカラジェンヌたちが夢の競演—。宝塚歌劇100周年を記念し、米・ブロードウェーの人気ミュージカル「シカゴ」が、世界で初めて女性キャストのみで上演される(12月・東京)。宝塚OG(卒業生)による新たな100年への挑戦。元星組トップスターの峰さを理さん(62)は、宝塚退団後初めて洋物作品の男役に挑む。「退団後の苦労がにじみ出てくるのがOG公演の強み。大人の色気満載の舞台をお届けしたい」

 1914年、小さな湯の町の少女歌劇団から始まった宝塚歌劇。戦時中の混乱期と戦後の復興を経て、世界でも類を見ない未婚女性ばかりの大規模歌劇団へ成長。ことしで創立100周年を迎えた。

 色鮮やかな衣装、和洋をこなす幅広い演目、女性が演じる“男のりりしさ”や所作…。ファンを魅了する理由はさまざまながら、峰さん自身が実感した宝塚のだいご味は「舞台やレビューから発散される熱と、それを支える団結力の伝統」。見た目の華やかさだけでなく、精神的な豊かさを届ける総合芸術だという。「脇役、裏方、演奏者の呼吸が一体となって主演の自分を押し上げてくる感覚」。そんな瞬間をトップ時代に何度も経験した峰さん。「トップの責任とは、その底上げされた熱を全身で受けとめてフィナーレで輝くこと。仲間やお客さまに恥じない演技で応えたい」

3歳から日本舞踊
 「人が好き」という峰さんは福井県敦賀市のかまぼこ店の娘に生まれた。3歳から日本舞踊を始め、「発表会が好きでした」と話す。

 宝塚歌劇の日本物ショーとドレスの美しさに憧れて高校卒業後、宝塚音楽学校へ。2年間の学校生活は「カルチャーショックだった」。得意の日本舞踊を除き、歌やバレエなど初めて取り組むものばかり。厳しい稽古に音を上げて実家に逃げ帰ったことも。早朝から自主練習に励み、「元来のわがままと起伏の激しさも直ったかな。我慢、忍耐、努力を教えられた」と話す。

伝統変えた“武勇伝”
 「上級生。特に1学年上の先輩は絶対的存在」と笑う峰さん。「もう時効ね」と断りながら音楽学校1年、予科生時代の“武勇伝”を明かす。「当時、上級生と話す時に『目を見てはダメ。胸元のボタンを見るように』という決まりでした。でも『これは変。人間らしくない』と予科生全員で訴えるクーデターを起こしました」。団結力を発揮し、それまでの伝統を塗り替えたという。

 72年に58期生として歌劇団に入団すると、2年目でトップスターへの登竜門である新人公演の主役(「この恋は雲の涯まで」源義経役)に抜てきされた。入団時の星組トップスター、鳳蘭は憧れの先輩だ。主演の心構えや振る舞い…。「ツレちゃん(鳳の愛称)からは『大きな舞台人になれ』といわれた。おおらかな人で、男役はあまり細かいところにとらわれてはいけないと学びました」

 83年に星組トップに就任した峰さん。豊かな歌唱力を武器に、フィナーレを飾る大階段の独唱は当時の星組公演の看板に。「哀しみのコルドバ」「レビュー交響楽」など大作悲恋物では貫録のある大人の色気と哀愁あふれる表現で評判になれば、“和風ベルサイユのばら”ともいわれる「紫子」では「実は女」という難役を細やかな心理描写で演じた。

宝塚とは一転
 87年の退団後、峰さんは女優、歌手、日本舞踊家(西﨑峰)として幅広く活動。宝塚歌劇の日本物公演の振り付けも手掛けてきた。

 宝塚100周年を記念した「シカゴ」では、27年ぶりに洋物作品で男役を演じる。同作は75年初演。96年のリバイバル版がブロードウェー史上1位のロングラン(リバイバル作品、公演回数7000回以上)を記録した人気ミュージカルだ。殺人、強欲、賄賂、不倫、裏切り…。1920年代後半、ジャズ全盛のシカゴを舞台に、2人の悪女ベルマとロキシーが敏腕弁護士のビリーを味方につけ、無罪とスターの座をつかもうとするコメディー。「清く、正しく、美しく」を掲げる宝塚とは一転、セクシーでドロドロとした大人の世界に宝塚OGが挑む。

 「オール・ザット・ジャズ」「ラズル・ダズル」など名曲ぞろい。「全キャスト女性のみ」という試みや元男役トップスター9人が主要3役を演じ競うことにも注目が集まる。マスコミを操る話術の持ち主、悪徳弁護士ビリーを演じる峰さんは、「せりふの多い、おしゃべりおじさんです」と笑う。

 「OG公演の強みは退団後の苦労がにじみ出ること。宝塚という“ついたて”がなくなり、初めて雨風にさらされる人が多い。その時、どういう耐え方をしてきたのかが芝居や踊りに生きてきます」。峰さん自身、結婚や出産の経験はないが、おいの世話やパーキンソン病の母の介護などと向き合ってきた。母は峰さんの長年のファンで、車いすに乗って応援に来るという。

 「宝塚を退団する時、もう男役はやらないと思っていた。でも、60歳を過ぎた今、大人の魅力が詰まった『シカゴ』だから挑戦したい。宝塚の男役とは違います。大人の男、“人間ビリー”を見せします」


「シカゴ」に出演する宝塚歌劇の元トップスター9人。中央が峰さん
ミュージカル「シカゴ」  宝塚歌劇100周年記念 OGバージョン
 12月10日(水)〜19日(金)、東京国際フォーラム(JR有楽町駅徒歩1分)ホールCで。

 出演:【ビリー】峰さを理、麻路さき、姿月あさと、【ベルマ】和央ようか、湖月わたる、水夏希、【ロキシー】朝海ひかる、貴城けい、大和悠河ほか。

 S席1万3000円〜B席5000円。キョードー東京 Tel.0570・550・799

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