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ことしのNHK紅白歌合戦の出演も決定した、歌手・水森かおりさん |
2月には演歌まつり出演
「鳥取砂丘」「熊野古道」などのヒット曲で、“ご当地ソングの女王”の愛称を持つ水森かおりさん。「『私のふるさとを歌ってくれてありがとう』というお声を頂くたびに、感謝の気持ちでいっぱいになります」と話す。来年2月23日(土)には横浜で開催される「長良グループ 新春演歌まつり」に出演する。
2003年、「鳥取砂丘」の大ヒットでブレイクし、その後も順調にヒットを飛ばす水森さん。ことし4月には、「ひとり長良川」を発売。シングルのカップリング曲やアルバム収録曲を合わせると、47都道府県のうちこれまでにすでに約半分のご当地ソングを歌っている。
「とはいえ、実はわたしは東京出身なので、最初はご当地ソングを歌うということに大きな違和感がありました」と告白する。
「でもみなさんの前で歌っていくうちに、『今はこっちにお嫁に来ているけれど、わたしのふるさとを歌ってくれてありがとう』とか、『定年したらかおりちゃんの歌の舞台を夫婦で旅行するつもり』というふうに声をかけてくださる方が増えて。それからですね、自信が持てたのは。ご当地ソングを歌わせていただいたからこそ出会える方や見ることができた風景があって、それがわたしの財産。これからも第2の故郷を増やしていきたいです」と笑顔を見せる。
「松島紀行」を歌ったことをきっかけに、宮城県松島町の観光親善大使に任命された。東日本大震災の時は「もう『松島紀行』は歌えない」と覚悟したが、地元の人々の声に押され、「今はわたしが『松島紀行』を歌うことで全国のみなさんに松島に来ていただこう、という思いでいます」と語る。
ことしの夏には、岩手県大船渡市の仮設住宅地で開催された夏祭りのカラオケ大会にサプライズゲストとして参加。参加者のほとんどが普段大声の出せない環境にいる分、カラオケ大会は多いに盛り上がった。
「歌は気持ちを元気に、明るくしてくれる。歌にはすごい力があるということに改めて気付きました」
来年、名古屋を皮切りに始まる「長良グループ 新春演歌まつり」は、大阪を回った後、2月23日(土)に横浜アリーナで幕を閉じる。同じ事務所の山川豊、氷川きよしといった人気歌手が出演し、9月に出産した田川寿美もステージに復帰する。それぞれのソロのほか「歌のシャッフル」といった人気企画も目白押し。ステージもこれまでより大きくなり、特典満載のプレミアムシートも用意される。
「去年はシャッフルコーナーで(氷川)きよしくんがわたしの『鳥取砂丘』を、わたしがきよしくんの『ときめきのルンバ』を歌いました。去年AKB48から岩佐美咲ちゃんが入ったので、ことしはAKBを歌うこともあるかな? でも山川さんが踊れるかなぁ」と笑う水森さん。
いつも「初心、そして前進」がモットーと話す水森さん。「常に真っ白な気持ちで、でもいつも成長していきたい」。瞳を輝かせた。 |
長良グループ 新春演歌まつり
2月23日(土)午前11時、午後3時半の2回公演、横浜アリーナ(JR新横浜駅徒歩5分)で。
プレミアムシート1万5000円、SS席1万円、A席6000円。問い合わせは TEL.03・5770・3665 |
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