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  横浜・川崎版 平成22年7月号  
ごみを捨てない、捨てさせない!!  湘南海岸をきれいにする会

平塚海岸をみんなでビーチクリーン
 
   
30年の活動に手応え
  藤沢市から二宮町に至る26.8キロの海岸の美化活動を行っている「湘南海岸をきれいにする会」。ボランティア団体としては珍しく、30年近くの実績がある。昨年は長年の活動の功績が認められ、国土交通大臣表彰を受賞。ことしもすでに5月からボーイスカウト、ガールスカウトとともにごみ拾いをしたり、美化キャンペーンを開催している。会長の見上攻さん(65)は、「最近は若者の意識が確実に変わってきていますし、ビーチもきれいになってきたと実感しています。これからも粘り強く続けていきます」と約束する。ビーチクリーンは現地に行くだけで誰もができるボランティア活動だ。ぜひ参加してみよう。

 「湘南海岸をきれいにする会」は、藤沢市、茅ケ崎市、平塚市、大磯町、二宮町のボーイスカウトとガールスカウトが中心となって、ビーチの美化活動を行っている。

 同会には各市町の役所の職員が理事に参加している。そのため、ごみ拾いが終わるとすぐに行政が動いて清掃業者がごみを引き取りに来る。美化活動がスムーズに行えるのだ。

 結成して最初の10年はごみを拾うだけの活動だったが、「以前、子どもたちと浜辺でごみを拾っていたら、サーファーのカップルが『ほら、持って行け』と子どもにごみを投げたことがあったんです。それ以来、ごみを拾うことより“捨てさせないこと”に重点を置くようになりました」と会長の見上さんは話す。

 「海岸をきれいにしましょう」と書いたたすきを掛けて自転車で走って呼び掛けたり、旗をガードレールに付けるなどをしたところ、序々に効き目が出てきた。もちろん並行してごみ拾いも続けた。来年で結成30年。ごみ拾いやキャンペーンに参加した子どもたちも成長し、ごみを捨てない大人が増えてきた。

 「若者の意識は確実に変わってきていますね。最近は学生や地元のサーフショップなどがビーチクリーンを手伝ってくれていますし、海岸もきれいになってきました。一時は釣りの餌のごみが多かったですけれど、それも減ってきています。粘り強く続けてきてよかったです」

 同会のビーチクリーンには個人参加も可能。「気軽に参加してください」と見上さん。

 25日(日)は午前6時半〜8時、茅ケ崎海岸で開催。8月29日(日)は午前9時〜10時半、湘南ひらつかビーチパークで。

 また見上さんが副理事を務める「かながわ海岸美化財団」では、横須賀市走水海岸から湯河原町吉浜までの自然海岸を対象に、ビーチクリーン活動の支援を行っている。こちらは事前に電話で申し込めば、無料で軍手とごみ袋が送付される。どこでも、いつでも、1人からでも可。近年では年間14万人が参加している。

 かながわ海岸美化財団TEL.0467・87・5379

 
たばこの吸い殻を発見
 
擬餌がワカメにからまっている
   
ビーチクリーンを体験!
 某日、実際に記者もビーチクリーンを体験してみました。

 事前に、かながわ海岸美化財団のHP(http://bikazaidan.main.jp/)の「ボランティアカレンダー」から、日時、場所などで適当なものをリサーチ。数あるビーチクリーンのなかから、地元ホテルが主催する一般参加可能の鎌倉市由比ケ浜のビーチクリーンに決定。詳細を見ると予約などは必要なく、当日の朝、のぼりの下に集えばいいとのこと。持参するものもなし。

 当日の朝9時、眠い目をこすりながらビーチへ。記者の服装は、シャツに長ズボンにスニーカー。途中「ビーチサンダルにすればよかったかも」と思ったがすでに後の祭り。集まった人を見ると、ビーチサンダルもいればクロックスの人もいれば、スニーカーの人もいて、ばらばらだったので一安心。

 旗の下に行くと、笑顔のスタッフから燃えるごみと燃えないごみ用の2種類のごみ袋とトングを手渡される。軍手はすでに品切れ。今後は持参したほうがいいかも。特に説明もなく、実践あるのみ、という雰囲気。いざ挑戦だ。

 さっそくたばこの吸い殻を発見。続いて、菓子袋の切れ端、何やら原型の分からないプラスチックの破片、ペットボトルのキャップなどを見付け、次々と袋に入れていく。当日は曇り空で海からの風も気持ち良く、作業もはかどる。

 同じ場所ばかりでは飽きるので、移動。海岸にはいくつものわかめのかたまりが打ち上げられていた。ひとつに近づいてよく見てみると、釣りの擬餌とひもがからまっている。これは大物だ! 袋に入れるにはわかめが邪魔なので旗の下まで引きずって行くと、途中で糸が切れて擬餌とわかめが分解できた。こんな調子で40分間、スタッフに声を掛けられるまで砂を漁り続けた。

 最後にみんなでごみ袋を1カ所に集め、集合写真を取って終了。自己紹介も長い説明もなし。拍子抜けしたが、これなら今後も気楽に参加できそう。

 参加人数は30人弱で、見たところ30代、40代、60代といったところ。みんな慣れた様子で気負いなく参加していた。

 浜辺は思っていたよりもきれいだったが、夏本番の今後からが勝負どころかも。1人では挫折しそうなので、家族や友人を誘って参加しようと思った。

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