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広がれ!竹とんぼの輪 どこ竹@竹とんぼ教室/大輪彰一さん |
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開国博Y150で竹とんぼを飛ばす女の子 |
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出張して竹とんぼ工作教室を行うボランティアグループ「どこ竹@竹とんぼ教室(どこ竹)」。横浜支部では、ことし5月〜9月に開催された「開国博Y150」の会場でも竹とんぼ教室を行い、4500人の参加者を記録した。「横浜市内の全ての小学校を回って教えたいです。将来、『ハマっ子なら竹とんぼの作り方と飛ばし方を知っているよ』と言ってもらいたい。そのために現在仲間を募集中です」と横浜支部の代表を務める大輪彰一さん(67)話す。
横浜市内小学校に出張教室
「昔、ぼくたちが子どものころはおもちゃを全部作りましたよね。ナイフを買ってもらうと1人前になった気がして、うれしかったものです。でも今の子どもたちはモノを作るという経験をしていない。そこで、 シニアが率先してモノづくりの楽しさを教えようと、どこ竹は活動しています」と大輪さん。
竹とんぼ工作教室では、用意した羽根にキリで穴を開け、ろうそくであぶってひねり、軸を取り付ける。小刀を使わないので安心だ。思い思いに色付けをした後はお待ちかね、飛ばしっこ大会を開催する。
「こちらがびっくりするほど、子どもたちは喜ぶんですよ。男女関係なく、狂喜乱舞しますね。竹とんぼも思った以上に飛びます」。うまく飛ばせない子には、根気よく指導する。こうした実績が高く評価され、過去にインターネット活用教育実践コンクールで文部科学大臣賞を受賞している。
横浜支部は2006年秋に発足。発足以降、80回以上の竹とんぼ教室を開催している。ことしの8月には、横浜開港150周年記念事業で竹とんぼ工作教室、竹とんぼ飛ばしチャンピオン大会、竹細工と竹笛教室として参加した。当初はヒルサイド(中山地区)のみの参加だったが、あまりに好評のため、後日、ベイサイド(馬車道)にも参加し、4500人の子どもたちに指導した。
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自作の竹とんぼを手にする大輪さん |
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大輪さんは知り合いに誘われて入会した06年まで、竹とんぼに興味はなかったという。しかし、長年次世代の教育アイテムを作る業界で働いていたため、「子どもたちのためなら」と心が動いた。始めてみると、こどもたちの喜ぶ顔見たさに夢中になり、現在はライフワークになった。現役時代は営業職で鳴らし、「近寄りがたい、と言われた」と笑う大輪さんも、現在はすっかり好々爺(や)だ。
現在、新規リーダー募集中
現在の横浜支部のテーマは、リーダー(竹とんぼ教室の講師)数の拡大だという。リーダー養成講座は年に●回行っている。
「仲間が増えれば、横浜市の全小学校で竹とんぼ教室が開催できます。将来、横浜育ちはみんな竹とんぼを作ったことがある、となるのが夢です。世代交流にもなりますし、地域で活動したい方はいかがですか?」
また、早期退職を経験している大輪さんは、定年後の生き方についてこう述べる。
「会社を辞めることに誰もが若干の不安を感じると思いますが、次のステップのためには早く踏み切ることをお勧めします。ゆっくり考えよう、と思っているといつのまにかテレビの番人になってしまうもの。元気があるうちにすっぱり切ってしまえば、また新しい世界が見えてきますよ。大丈夫、サラリーマンをやってこれた人はなんでもできます。みんな仲良く、楽しい気持ちで参加しましょう」
問い合わせは大輪:TEL090-2764-8160
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