|
|
♪懐かしいアコーディオンの調べ♪ 横浜アコーディオン愛好会 |
|
|
|
みんなで音を合わせて |
|
16日(土)に磯子公会堂で開催される「第17回いそご芸術文化祭」器楽部演奏会に参加する「横浜アコーディオン愛好会」。普段は老人ホームなど高齢者施設で演奏を行うなどの活動をしている。アコーディオンの旋律が懐かしさを感じさせると高齢者に好評だ。会員も「孫がわたしの伴奏に合わせて歌います」「大勢で合奏できるのが楽しい」と声を弾ませる。
老人ホームで大人気 16日に磯子で演奏も
1967 (昭和42) 年1月に「横浜労音アコーディオンサークル」として誕生した同会。創設からのメンバー・塚本五郎さん (63) は「当時は歌声喫茶が盛んで歌の伴奏が必要だということでアコーディオンを勉強し始めました」と振り返る。塚本さんとともに会の発足に尽力した古岩井利広さん(64)は「アコーディオンは音が伸びるので、歌い手の息が切れても引っ張れて歌いやすい。伴奏楽器として優れているんですよ」と話す。
一時期はかなりの会員数がいたが、時代や練習場所の移転などで減少。現在は15人に落ち着き、月に1回老人ホームで演奏するなどの活動を行っている。
「みなさん、懐かしいと喜んでくださいます。アコーディオンは耳になじんだ音なんですね。ホームではリクエストに応じて昔のはやり歌や童謡唱歌などを演奏しますが、普段はまったくしゃべらない方も歌詞を口ずさんだりされるんです。『あの人が歌っているのを初めて見た』と言われるとうれしいです」と古岩井さんはやりがいを語る。
消防署職員で同会に入会して約20年の本田尚久さん(53)は、「息子の小学校の運動会でフォークダンスのための実演を頼まれていました。息子はもうとっくに小学校を卒業しましたが、いまだにお声がかかって弾いています」と誇らしげ。
意外に必要とされるイベントが多いのがアコーディオンの特長。またソロはもちろん、人数が多ければ多いほど合奏にも深みが増すのも良い。ソロだと難しくて弾けないものも、合奏だとこなしやすい。「それがサークルで行うだいご味ですね」と塚本さん。
「もっと人数が増えれば、演奏曲にも広がりが出て活動範囲も広がってくるでしょう。参加してみませんか? 早ければ3カ月で『さくら』が弾けるようになりますよ」と講師を兼任する会員の門間貞一さん(75)は誘う。練習は木曜日の夜。初心者には火曜日に特別レッスンを行っている。楽器の貸し出しも行っているので、迷っている人でも安心だ。
60歳になってからアコーディオンを始めたという女性会員の蕪木幸枝さん(72)は、途中、孫の誕生や親の介護などで中断したこともあったが、「休み休みでも続ければいいし、やってよかったと思う」とほほ笑む。最近はディズニー映画の子守唄や「森のくまさん」などを弾き、孫を喜ばせている。
「最初は楽譜も読めなかったんですが丁寧に教えていただきました。いい仲間と出会えて楽しいです」
16日に磯子公会堂で開催される演奏会では、「川の流れのように」「さざんかの宿」のほか、民謡メドレーなども演奏する。演奏開始は午後6時。練習の見学も可。会費は5500円。
◎問い合わせ:TEL 045-364-9684 (古岩井さん)
|
|
| |
|