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「“花談議”楽しんで」 花苗などを販売する「花さんぽ」 |
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「花さんぽ」のメンバー(左から井坂さん、稲毛さん、渡辺さん=ブックカフェ「金茶猫と庭仕事」で) |
3月にグループ結成10周年イベント
常陸太田市などでイベントを開催し、種から育てた苗や手作りの小物、雑貨などを販売している「花さんぽ」。メンバーは常陸太田市に住む、代表の井坂美代子さん(72)と渡辺千恵子さん(68)、それに水戸市の稲毛廣子さん(70)の3人。3月13日、14日の両日にグループ結成10周年記念イベントとして「春まち♪2Day's Shop vol.10」をひたちなか市で開催する。「楽しい時間をご一緒しませんか? お越しいただいた皆さんに“花談議”を楽しんでほしいです。お気軽にお立ち寄りください」と3人は呼び掛ける。
約20年前からそれぞれの自宅でオープンガーデンを行っていた仲間、井坂さんと稲毛さん、渡辺さんの3人が「花さんぽ」を始めたのは10年前。
「花と手仕事が好き」
「還暦を迎えて、花が好き、手仕事が好きなので何かやりましょうということになり、同じくらいの年齢の人が集まる場所をつくろうと思い立ちました」と稲毛さん。そこで、「地域のみなさんに花談議をして楽しんでもらいたい」(井坂さん)と思ったのだ。オープンガーデンのために花苗作りをしていたので当初は希望者に無料で花苗を譲っていたが、「無料だとかえって気を使うようなので、花苗や手作り小物などをリーズナブルな価格で譲れる場所もいいのかな、と思いました」と渡辺さんは話す。
「花さんぽ」は1月を除いた奇数月に年5回、イベントを主催しているがこの3月には10周年記念「春まち♪2Day's Shop vol.10」をひたちなか市の「ポエムガーデンハウス」で2日間開催する。同イベントでは約200種類、約2000ポットの一年草、宿根草の春苗、ニゲラ、アグロステンマ、ジキタリスなどを販売。中には「原種デルフィニューム レクイエム」のような珍しい花苗も。井坂さんは「3月に焦点を絞って花苗を栽培するのが難しいんです」と言う。
また、5月の第2金曜日、7月、9月、11月の各第1金曜日には、常陸太田市のブックカフェ「金茶猫と庭仕事」で「花さんぽで花フェ(カフェ)しませんか?」を開催する。「『花』と『カフェ』をかけています」と井坂さん。これらのイベントでは、花苗、小物、雑貨などをリーズナブルな価格で販売するほか、リース作りや小物作りなどのワークショップも行い、地域の人たちが楽しめる場所づくりに注力している。
花苗作りは井坂さんと渡辺さんが担当し、約5社から種を取り寄せている。長野県や山梨県などの苗を育てているナーセリー(植物栽培園)にも出掛け、珍しい苗を手に入れ、種を採り育てたりもする。「花苗作りは独学で、露地栽培です」と渡辺さん。「日当たり、風当たりなどを考慮して花苗の置き場所を工夫しています」と井坂さん。土は赤玉、腐葉土、もみ殻くん炭、牛ふんなどを配合。「1年を通して花苗作りをしています。好きじゃないとできません」と井坂さんと渡辺さんは口をそろえる。
昨年の3月に開催された「春まち♪2Day's Shop vol.9」の様子(「ポエムガーデンハウス」) |
「お客さまの輪広がる」
昨年3月には約300人が訪れたという毎年恒例の「春まち♪2Day's Shop」。稲毛さんは「ここにくれば好みの花苗があります。みなさん喜んでくださいます」と言い、井坂さんも「『きれいに咲いたよ』と言われるとうれしいです」と話す。「お客さまの輪が広がっている」と確かな手応えを感じている3人は、「楽しいです。今後も続けていきたい」と目を輝かす。 |
◆「春まち♪2Day's Shop vol.10」◆
3月13日(金)、14日(土)の両日午前10時〜午後4時、ポエムガーデンハウス(JR佐和駅徒歩22分)で。
花苗(一年草、宿根草)、手作りリネン洋服、小物、アンティーク、雑貨、ドライリースなどを販売。問い合わせは井坂 Tel.090・2472・3508 |
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