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“魔女”の力で地域力UP! 行方市の「なめがた湖魔女委員会」 |
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「魔女まつり in なめがた」のイメージフォトに映る有田さん。当日は自らも絵本の読み聞かせ大会「魔女の祭典」や「魔女談義」に参加。「楽しく生きていくためには絵本を読んで、人と人が本当の意味でつながって生きていこう」とほほ笑む |
21日に「魔女まつり in なめがた」
行方市は霞ケ浦と北浦の“弐湖の国”。湖からの産物であるワカサギなどの他、ミズナ、イチゴなどの農産物が豊富だ。その行方の女性たちが、なんと“魔女”による町おこしを狙っている。8日(日)〜3月3日(火)には市内の名所旧跡を訪ねながら、おひなさまで飾りつけられた3つの商店街を巡る「行方の雛まつり」が開催されるが、その一環として21日(土)に、「魔女まつり in なめがた」が行われる。おひなさまを西洋のお姫さまに模し、お姫さまの話によく一緒に出てくる魔女をひな祭りに登場させるというユニークな試みだ。キーマンとして登場する“魔女おばさん”こと有田道子さん(82)は、「皆さんと楽しいひとときを過ごすには最高なので、茨城を活性化させるためにはせ参じます」と意気込む。主催のなめがた湖魔女委員会会長の横田照実さん(53)も、「魔女おばさんと話していると心が癒やされますよ。一緒に『魔女談義』をしませんか」と目を輝かす。
「魔女まつり in なめがた」の起源は5年前の2010年、守谷市で開かれた「魔女まつり」にさかのぼる。当時の主役も有田さん。
有田さんはつくば市在住。元々は自宅に集まる子どもに読み聞かせをしていたがその経験を生かし、「本を読む楽しさや、生きることの楽しさを伝えたい」と県内各地をはじめ全国で絵本の読み聞かせや講演会などを行っている。「“かぎ鼻”なので、ある子どもに『魔女に似ている』と言われ、それをきっかけに“魔女おばさん”を名乗るようになりました」
5年前、県内各地で読み聞かせや演劇などに取り組んできた人々が有田さんを中心に集結。「魔女まつり」と銘打ち、子どもや大人を対象に長時間にわたり人形劇や読み聞かせの発表などを行い大いに盛り上がった。その中には、子育てを楽しむために親子で読み聞かせをしていた、横田さんの姿もあった。
「10年の魔女まつりに参加し、いつかまたこんなイベントをと思っていました」と横田さん。地元・行方を舞台に変えた5年越しのイベントに力が入る。
当日は行方野菜の魔女スープが無料で振る舞われるほか、魔女のほうきや帽子の作り方などを講義する「魔女のためのワークショップ」や、「魔女の祭典」と称し県内各地で活躍している読み聞かせ実践者による読み聞かせが行われる。また、夜には有田さんと宿泊し語り合う「魔女談義」を開催。さらに、翌22日(日)は、宿泊先から「行方市雛巡りバス」を運行する。
「魔女まつり in なめがた」を主催するのは、「なめがた湖魔女委員会」(協賛:なめがた食彩マーケット会議)。 |
なめがた湖魔女委員会のメンバー。左より山本さん、真家さん、横田さん、平野さん。「行方の魔女を名のろうとも思ったのですが、“弐湖の国”にちなみ小魔女ならぬ“湖魔女”にしました」と横田さん |
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メンバーは、地域の情報誌「りあん・めーる」「マイ・タウン21」の編集をしている横田さん、同じく同誌編集および「なめがた文庫」を主催しつるし飾りを教えている山本保枝さん(60)、行方市食生活改善推進協議会会長で行方野菜の魔女スープを考案した書道家の真家栄子さん(59)、行方市商工会経営指導員の傍ら「エリザベスのブログ」(http://ameblo.jp/shokokai-namegata/)で行方市の情報を発信している平野敬子さん(55)ら10人ほど。
「地域の人たちが楽しいことでつながることが大事です。人のつながりは地域力ですよね」と山本さん。真家さんは、「私たちがお手伝いすることで、さらにイベントが盛り上がればと思って参加しています」と行方市活性化への思いは熱い。
また21日には行方市商工会主催で、「お雛様テント市」(午前9時〜午後3時)が同時開催される。小顔マッサージ、ビーズのアクセサリー作りなどで女子力アップ間違いなしだ。公募で募集したモデルが繰り広げる、七五三、結婚式、古希の祝いなどの「女の一生ファッションショー」は必見。
「お雛様テント市」および「行方の雛まつり」の問い合わせは行方市商工会 Tel.0299・72・0520 |
◆「魔女まつり in なめがた」
21日(土)午前10時〜午後5時、麻生公民館(JR潮来駅からタクシー)ほか。
夜の部(午後6時〜)は北浦湖畔の「レイクエコー」で宿泊し「魔女談義」。参加費5000円程度(宿泊、夕食、朝食代として。ただし宿泊せず「魔女談義」のみ参加の場合は2000円程度=夕食代=で)。翌22日(日)には、ひな巡り&霞ケ浦ふれあいランドでのランチバイキング(参加費880円)も。
21日の読み聞かせ大会への出演、宿泊、ひな巡り&ランチに参加する場合は申し込みが必要。先着順。 問い合わせは、なめがた湖魔女委員会 Tel.0291・32・8222(おれんぢカフェ内) |
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