|
|
雨引観音境内にアジサイ3000株 桜川市の絶景ハイキングコース |
|
|
|
雨引山楽法寺の境内に咲き誇るアジサイ |
JR岩瀬駅から雨引観音、雨引山、御嶽山、岩瀬駅まではラウンドのハイキングコースだ。雨引観音の名で知られる雨引山楽法寺(桜川市)の境内は、この時季約3000株のアジサイが紫、青、ピンクなどのグラデーションに染まる。10日(日)〜7月20日(金)はあじさい祭りが開催される。この時季だけの美しい風景をぜひ目に焼き付けて。
JR水戸線岩瀬駅からタクシーで雨引観音入り口へ。車は雨引観音まで入れるが、参道も趣があるので入り口で下りて歩いていこう。岩瀬駅から雨引観音入り口は徒歩1時間の距離だが、これからの季節は暑いのでタクシーの利用がお勧め。雨引観音の看板で車道と別れ、約4メートルの舗装道路を登っていくと土の参道となる。石仏を眺めながら登っていくと先ほど別れた車道と出合う。車道を横切ると雨引休憩所からの道と合流する。ここからは石を用いた階段となり、色とりどりのアジサイのお出ましだ。
参道両脇に植えられたアジサイのかたまりはまさに圧巻。脇には樹齢400年の龍杉も。苔むした風情ある階段を上りきると、広い駐車場にたどり着く。駐車場にある薬膳中華茶坊「三笠」でお昼を食べるのもお勧め。
石の階段の参道 |
雨引山楽法寺は、雨引観音とも呼ばれ、1400年以上の歴史がある。嵯峨天皇の時代に、干ばつの夏に大雨を降らせたといういわれが寺の名前のゆえんである。坂東観音霊場第24番札所で、安産、子育ての寺として信仰され、花や筑波山などを望める絶景の寺だ。
山門をくぐると階段の両側にまた紫、青、ピンク、白などの見事なアジサイが七変化し参拝者を出迎える。
「境内にはガクアジサイ、甘茶アジサイ、西洋アジサイ、雨引の聖アジサイなど10種類約3000株のアジサイがあります。しっとりした梅雨のアジサイを見て、心を癒やしてください」と住職の河田興聖さんは話す。山門から「145段の厄除けの石段」を登ると朱色の仁王門がそびえ、樹齢1000年のシイノキが姿を現す。本堂に進み、その奥に行くと関東平野が一望できる仏の山展望台へ。ここで引き返し、今度は雨引山を目指す。
|
歩行時間:岩瀬駅から雨引山まで約2時間(雨引観音入り口交差点からは約1時間)。雨引山から御嶽山、岩瀬駅までは約1時間半。道標も多く、初心者でも安心。
問い合わせは桜川市役所真壁庁舎商工観光課 TEL.0296・55・1159 |
本堂の右手から車道に入り、道標に従って進む。寺の水道施設まで来たら、その右側にある登山道へ。登っていくと、よく整備された「関東ふれあいの道(筑波連山縦走のみち1)」に出る。これを右へ登ると主稜線にぶつかる。左へ500メートルほど登ると、雨引山の頂上(409.3メートル)だ。頂上にはベンチや東屋があり、弁当を広げられる。関東平野や筑波山を楽しみながら休憩しよう。
頂上からは関東ふれあいの道を北へ下り、御嶽山を経て岩瀬駅に至るラウンドコースを取る。山頂から北に向かい階段を下って行くと大きな電波塔がある。ここを右に見ながら、林の中の道に入っていく。途中で稜線から離れ林の中を下り、沢があるので橋を渡る。少し登り返し、下っていくと神社がある。そこが御嶽山山頂(230.9メートル)だ。御嶽山からジグザグの坂を下りると雨引山の登山口に出る。さらに北に舗装道路を歩き、JR水戸線の踏切に出たら線路沿いに歩いてゴールの岩瀬駅へ。 |
| |
|