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定年時代
 
  茨城版 平成22年2月号  
趣味にボランティアに…地域で力を発揮  鉾田市汲上/飯島武夫さん

サツキの盆栽の前で飯島さん
 
   
 定年後の生活を計画する時、趣味など楽しみながらのんびりするか、もう少し働こうと思うか、またはボランティアなどで社会に貢献してみたいとか選択肢はいろいろある。鉾田市汲上の飯島武夫さん(67)にも、7年前教師生活を終えて定年がやってきた。趣味にボランティアにと活動を始めたところ、気がつけば「現役で仕事をしていたころより忙しくなっていた」という言葉通り、保護司や区長など10以上もの役を引き受けていた。仕事柄人前で話すことや資料作りなどに慣れていた上、頼まれると断れない性格から肩書きが増えていったようだ。地域の中で自分の力を精いっぱい発揮、日々奔走する飯島さんの生き方には共感する人も多いはずだ。

 定年後は悠々自適な生活を送りたい。その時のために早くから趣味を見つけて始めておこうと、なんと27歳から当時ブームだったサツキの盆栽を始めたという飯島さん。その後、斑入りの植物や山野草にも魅せられ現在は「大洋さつき会」や「鉾田さつき会」の事務局となり、また「日本斑入植物研究会」や「鹿島路斑入植物・山野草会」の会長になるなど、当初の目的通りこれからもしっかりと楽しめる趣味となった。広い庭一面には数え切れない程の鉢。「育てるのが好きだから」と言う飯島さんは、植物と教師時代の生徒指導の両方に共通する意志が感じられた。

 そして退職後はボランティア活動「鹿行精神保健・福祉の会(通称にじの家)代表・安孫子武弘」の会員となり、地域の情報収集や環境作りなどを含めた運営の推進を図っている。この会は精神障害者を理解し誤解や偏見をなくす活動をするとともに、自立した生活や社会復帰への支援を目的に設立され、同時に地域の人ともかかわりあえる場所を作りたいとの希望から2006年4月に「にじの家」を完成させた。

 にじの家は、会員や知人や地域の人の協力により、土地の提供から建物、こたつやカラオケ設備やゲーム機・ストーブ・台所用品にいたるまでそのほとんどを労働奉仕や寄付でまかなうことにより完成した。利用する障害者は食事をはじめ一切の費用がかからず、自由に一日を過ごすことができる。また地域の高齢者にも場所を開放している。食事こそ出ないが自由に利用されており、感謝祭や梨狩りなどいろいろな人の交流も行う。拘束されない自由な雰囲気の中での息抜きが狙いだ。

 現在常時利用している障害者6人ほどに対し、協力会員は93人もいる。基本的に行政の補助を受けず自力で運営している会であり、会費や「にじの会」の場所での野菜の委託販売やイベントの収益などでまかなえている。

 「本気になれば形式にこだわらず自分たちだけでやろうと思えばできるものです」と話す飯島さん。これからも自分に与えられた忙しい日々をこなしていくことであろう。

 問い合わせは飯島 TEL0291・39・3536

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