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子どもも環境守る活動を 地球大好きエコクラブ/三澤豊さん |
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実験をする「地球大好きエコクラブ」代表の三澤豊さん |
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12月は「地球温暖化防止月間」 家庭でCO2削減
12月は「地球温暖化防止月間」。茨城県は2007年度に約300人の茨城県地球温暖化防止活動推進員がボランティア活動を行っている。地球温暖化防止活動推進員は、主電源オフや環境に配慮した商品購入などを実施し、県主催の研修会などに参加、地域で地球温暖化防止の普及に努め、住民からの相談に応じるなど、幅広く活躍している。茨城県地球温暖化防止活動推進員であり「地球大好きエコクラブ」代表、ひたちなか市の三澤豊さん (64)。「環境を守るために、大人にも子どもにも温暖化防止活動を」と語る。
エコクラブ設立
猛暑、遅い紅葉、暖冬…。地球温暖化により起こる異常気象がわたしたちの生活を襲っている。
地域や職場で環境保全活動を実践するリーダーを養成するため「茨城県エコカレッジ実践コース」の卒業生が07年3月に設立した「地球大好きエコクラブ」。メンバー11人の内5人が茨城県地球温暖化防止活動推進員だ。同クラブは地球温暖化について理解を深めてもらうため、ひたちなか市内の小学校で講座を開講したり、07年度茨城県地球環境フォーラムで地球温暖化防止活動を紹介するなどの活動を行っている。
「環境関係の仕事をしていました。定年になり時間に余裕ができたので、エコカレッジ実践コースに入りました」とメンバーの久保田昌良さん (65) 。同じくメンバーの川村喜久江さん(47)は「大子町で山林を所有することになり、山林を守るために作業道を作りましたが自然を破壊しているのではないかと思い、自然破壊をしないで山林を守ろうとエコカレッジ実践コースを受講しました。その後、共に自然保護活動を行う仲間を求めてクラブに入ることに」と入会の動機を話す。
講座で理解
11月にひたちなか市佐野小学校で行った「わくわくスクール」では、講座「環境について考える〜水の汚れを調べよう〜」を小学3、4年生30人とその父兄に向けて行った。「バーベキューに使用したオイルを川に流す」という設定でオイルの入った液を水槽に入れ水槽が濁ると、生徒は「わー!水が濁った!臭い!」と驚きと困惑の声をあげた。他にも紙芝居やすごろく、実験などを用いて、楽しく分かりやすい講座になるよう工夫されている。「講座の1〜2カ月前から内容を打ち合わせます」と代表の三澤さん。3講座終了後は生徒を「我が家の環境推進者」に任命し、家庭で率先して地球温暖化防止を実行してもらうという。
講座ではエコカレッジ実践コースで学んだ講座の方法を応用している。三澤さんは「子どもたちを啓もうすれば、家庭でCO2削減を実行してもらえます。これからは環境についての講座を大人にも行いたいと思っています」と今後の抱負を語る。
徒歩か自転車で
地球温暖化を防ぐためにわたしたちができることは多い。三澤さんは訴える。
「電気製品を使用しない時は消す、できるだけコンセントを抜く、洗濯はまとめ洗いを、冷蔵庫は詰めすぎない、なるべく徒歩または自転車を使用する、車を運転する時も信号の待ち時間などはアイドリングストップを心掛けるなど、ちょっとしたことが大事です。みなさんもぜひ協力してください」
◎茨城県生活環境部環境政策課
問い合わせ:TEL 029-301-2939
三澤豊:TEL 029-274-5319 |
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