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風を切って走れ!! touring club Freestyle |
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定例ツーリングにタンデムで参加することもある鈴木さん親子 |
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老若男女、バイクカテゴリー、職業、バイク歴等の「形」にこだわらずどんなバイクスタイルのライダーでも参加できるクラブづくりを目標として発足した「touring club Freestyle」。現在は20代から60代、男性38人女性12人のライダーが会員登録し、春日部市を拠点に活動している。
5月に結成10周年 春日部拠点に活動 “みんなで走る”が目的
「touring club Freestyle」は2000年5月、会長の中島拓さん(45)と職場のツーリング仲間が中心となって結成したものだが、翌01年、職場仲間だけでなく、いろいろなライダーとの出会いを求めクラブの紹介ホームページを公開、会員を募った。初年度で約30人に増えたという。
毎月1回の日帰りツーリングや年2回の宿泊ツーリング、レース出場、ライディング講習といったさまざまな機会を通じてバイクライフの向上を図っている。
中島さんは「(クラブ名の)フリースタイルといってもなんでも自由というわけではありません。ツーリングを楽しむためにはルールを守らなければいけません。会員たちは経験も個性も、乗っているバイクもさまざまですが、当クラブは“みんなで走る”を目的としていますので協調性も必要になりますね」。
ホームページを見て会員になった鈴木しのぶさん(52)は02年、免許を取るのとほぼ同時に入会した。「女性会員の中では、たぶん最年長だと思いますよ」という。
鈴木さんは入会の動機を「夫は会員ではありませんが、会社の仲間とツーリングを楽しんでいるのを見ていて自分も同じ趣味を持ちたかったのです」と話す。いまや娘たちも交えてのライダー一家だ。
「共同運営」が基本理念
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毎月1回の日帰りツーリングには15、16人が参加する。幹事が趣向を考え、毎回楽しい旅になるという |
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「仕事の都合などで家族そろってツーリングを楽しむ機会はほとんどありませんが、クラブの定例ツーリングはほぼ毎回参加しています。仲間といること自体が楽しいです」
始めたころは400ccのバイクに乗っていたが、ある日夫のバイクを買いに行った際、店頭にあったSUZUKI GSX 1400が一目で気に入り、夫のものを後回しにして買った。「もちろん後日、夫のバイクも買いましたよ。記念に家族と北海道ツーリングを楽しみました」と笑顔をみせる。
中島さんと鈴木さんはツーリングの楽しさを「外気温を肌で感じ、空気のにおいを感じながら景観が楽しめる、高速道路のパーキングでたまたま隣同士に止めただけの初対面のライダーと自然に話が弾むといった具合に車では味わえないような楽しさがあります。時間にとらわれず、好きな所に好きなペースで行けるという利点もあります。快適さはどうかと聞かれると、冬は寒いし夏は暑いですけれど」と笑う。
鈴木さんは「これまで、けがも事故もなく楽しんできました。あざができることは結構ありますけれどね」。
何歳ぐらいまで続けられそうか尋ねると「あるときふと、これから年をとっていくし、バイクも大きいし、どうしようと漏らしたら三女が『ママ、これにいつまでも乗れるように体力づくりね』と言ってくれたのです。そういう考え方もあるかとうれしかったですね」
クラブが発足して間もなく10年になる。長続きの秘けつは、一人で全責任を持たずみんなで運営するスタイルをとったことだ。幹事は任期1年の回り持ちで、年末に翌年の幹事と1年間の計画を決める。ツーリングプランは幹事に一任、陶芸体験ツーリング、ソバ打ち体験ツーリング、イチゴ狩りツーリングなどバラエティー豊かな旅になるという。
中島さんは「5月の10周年記念は大いに盛り上がりたいです」と楽しみにしている。
問い合わせはメールで
E‐mail:freestyle@mbj.nifty.com
ホームページ:http://homepage2.nifty.com/touringclubfreestyle/ |
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