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安心、安全な野菜を作ろう NPO法人手賀沼トラスト |
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畑ではさまざまな野菜を作る。原則収穫した野菜は分配する。約10カ月かけて農作業を習得する |
「里山農教室」の受講生を募集
豊かな里山で有機・無農薬の野菜を作ってみませんか! NPO法人手賀沼トラストは、平成29年度「里山農教室受講生」を募集する。安全な野菜を食べたい人や家庭菜園を始めたい人、里山保全に関心のある人を対象に募集する。事務局長の富沢崇さん(68)は「農作業で体を動かすため健康にもいいし、また収穫物をおいしく召し上がっていただけるなどメリットがあります」とその活動に胸を張る。
富沢崇さん |
1カ月に3回作業
収穫する作物はジャガイモ、トウモロコシ、サツマイモ、ニンジン、スイカ、カボチャ、サトイモほか。「毎年新しい野菜に挑戦しますので、今まで作ってきたものを1種類外します。数が多すぎると管理ができなくなりますので…」と話す。収穫物は原則として受講生に分配する。
開講日は3月から12月の原則として月3回土曜午前8時半から正午。場所は我孫子市根戸新田根戸城址周辺(JR北柏駅徒歩15分)。講師は農学博士・遠藤織太郎氏ほか。受講料は年3000円プラステキスト代1000円(別途、手賀沼トラストへの入会金2000円、年会費3000円が必要)。定員先着30人程度。募集期間は2月24日(金)まで。2月25日(土)午前9時半から説明会がある。
養蜂やハーブ栽培も
受講生はさまざまな部会活動に参加できる。日本ミツバチ養蜂、ハーブ栽培、果樹栽培、野菜ソムリエ学習、竹細工教室、そば打ち勉強会などがある。
来年からは農教室とは別にコメ作りにも乗り出す。「田んぼの持ち主が高齢になって遊休地となります。かといって我孫子市ではほかに転用できません。この土地を借りて挑戦します」。名付けて「GMT(地元)65プロジェクト」。
このプロジェクトにはトラストの会員だけでなく、だれでも参加できる。機械は農家から借りて、コメ作りのこつも農家から教わる。農業機械講習会を開き、操作も学ぶ。
遊休田畑では景観作物(ヒマワリの迷路、菜の花の散歩道)を作り、市からの補助金でコメ作りの費用をまかなう。
ヒマワリの迷路も
4月にはトラクターで耕うん、苗作りも。5月には水を張って田植え。その後、草刈り、稲刈り、脱穀、乾燥、もみすりで終了。農業機械を使い作業する。「農作業に参加した人には参加時間に応じてコメやヒマワリ油を支給します」と富沢さん。
「完全無農薬は難しいです。そのため田植え時に除草剤を1回だけ使い、ほかは一切農薬を使いません。極限の減農薬栽培を目指します」と話す。
この法人は1999年3月に手賀沼周辺の里山を保全する目的で発足した。
申し込みは事務局 Tel.090・2234・5610 |
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