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1枚の葉っぱで奏でる草笛…素朴な音色をお届け 船橋市が拠点の「ちば里山草笛音楽隊」 |
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森の中での草笛演奏会 |
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金田正さん(左)と小林正幸さん |
メンバーは地元森林インストラクター
1枚の「葉っぱ」から素朴で哀愁豊かな音色を奏でる「草笛」。船橋市二和東を拠点に活動している千葉県森林インストラクター会の面々が2010(平成22)年4月に「ちば里山草笛音楽隊」を結成、その後も精力的に活動している。17日(日)には「きみつの散歩道」のエリア内の森で草笛演奏会を行う。
「発足時には7人でスタート、ピークは25人いましたが現在は14人です。このうち草笛は9人であとはケーナ、コカリナ、ギター、キーボード、横笛の演奏です」と話すのは隊長の小林正幸さん(68)。
発足の趣旨は昔からの伝統的な野外の遊びの伝承普及、遊びを通じて好奇心と探究心を育む、野外で手軽に体験でき、多くの植物、自然との接点がかなえられる点を挙げる。
「私たちは森林インストラクターですので、楽器も手作りです。さすがにギターとキーボードは作りませんが…」というのは発足時からのメンバーの金田正さん(70)。
「草笛を吹くと子どもは好奇心と驚きの表情を見せます。大人は懐かしさでいっぱいです。演奏はAKBではないけれど上手な人がセンターに立って吹きます。また曲のイントロを楽器で始めます。最初から草笛ですと音程が取れないのでばらばらになります」と笑いながら話す小林さん。レパートリーはアニメソング、演歌、クラシック、童謡など60曲。
最適な葉はヤブコウジ
草笛に適する葉っぱはオオムラサキ、ネズミモチ、ヤブコウジ、ヒサカキなどで5月から10月くらいまでの葉っぱがよいという。1年通じてよいのはヤブコウジ。「葉っぱによって音が若干変わりますが、私が良く使うのはマユミです」と金田さん。
「年間を通じて20回ぐらい、基本的には森林インストラクターですので森の中での演奏活動ですが、老人ホームからの依頼もあり屋内でもOKです。昔聴いたことがある音ですので皆さん感激の表情を浮かべます」と満足気な小林さん。
同音楽隊は月1回小林さんの「ウッディ工房」で練習している。「そのうちに体験教室を開こうかと考えています。また隊員を募集していますので、興味のある方は見学に来てください」と小林さんは話す。
17日(日)に「きみつのさんぽ道」のエリア内にある森(内山緑地建設敷地内=JR佐貫駅からバス)で行うイベントは次の通り。
- 場内樹木観察ツアー(午前10時と午後1時)は樹木や自然、遊びをガイド。
- 寄せ植え体験(午前10時から随時)は季節の花を使って寄せ植えを作る。費用は使用した苗、鉢代。
- 草笛演奏会(午前11時半と午後2時半)無料。
- 森のクラフト教室(午前11時〜随時)ドングリを使ってオリジナルストラップを作る。費用1人500円。いずれも小雨決行。
問い合わせは小林 Tel.090・7836・4206 |
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