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  千葉版 平成25年4月号  
浪曲界に“一石”  NPO法人浪曲・虎造節保存会が普及活動

プロの道を歩んだ飯塚治夫さん。「平成の虎造」初代・廣澤春雄
 —江戸っ子だってねぇ—神田の生まれよ—  

 浪曲界のスーパースター・二代目・廣澤虎造が没したのが1964(昭和39)年。あれから約50年、浪曲界はその後、低迷が続いている。そこで虎造節を中心とした浪曲の素晴らしさを広く国内外に呼びかけ、普及活動に乗り出しているのが「NPO法人浪曲・虎造節保存会」。理事長で浦安市北栄の二宮真之さん(34)は「09年に保存会が発足しましたが、昨年8月に千葉県の認証を受けてNPO法人化し、活動の基盤が出来上がりました。徐々に軌道に乗っているところです」と活動に意欲満々だ。

虎造を知らない世代に働きかけ
 同会は09年に元NHKアナウンサーの八木健氏(73)が、虎造の次男で元TBSアナウンサーの山田二郎氏(76)らと創立した。34歳と若い二宮さんがこの会に携わるきっかけは「研修講師をしていた私が、八木さんのスピーチに関する著書を読み、その感想を八木さんに伝えたところ会うことになり、その時に虎造節保存会を知りました」。

 虎造を知らなかった二宮さんだが、日本の大衆芸能文化を保存していかなくてはいけないと思い、同会に関わることに。「特に私を含めて虎造を知らない世代が多く、知名度は定年世代以前と思います。このため若い世代を含めて浪曲に親しんでもらう活動をしていきたいですね」

全国大会優勝で平成の虎造誕生
 同会の活動は年1回の虎造節全国大会の実施、浪曲の勉強会(同会名誉会長・山田二郎氏の指導も)、浪曲の振興など。特に全国大会で優勝すると「平成の虎造」として廣澤姓を名乗ることができる。第1回優勝の飯塚治夫さんが「初代・廣澤春雄」に、2回目の優勝者の宮田明仁さんが「二代・廣澤明仁」と名乗っている。特に飯塚さんは浪曲協会の会員となりプロの道を歩んでいる。

 保存会では虎造節の維持、継承を目的に設立され、会員はその研究、並びに公演での技量向上のために「出前浪曲・虎造節」として各地の催しや祝いの会、舞台などに出向くこともしている。

 「60代、70代の人が孫や子どもに浪曲を聴かせたくても習う場所がないなど、興味があっても演じられないといったことも解消していかなくてはいけないと感じています」と二宮さん、若さでこの活動を推進していくとしている。

 お問い合わせは事務局 八木健 TEL.090・5140・8826

【二代目・廣澤虎造】
 1899(明治32)年、東京府東京市芝区(現・港区芝)生まれ。本名・山田信一。浪花節を好み、若くして上方の浪曲師・二代目廣澤虎吉に弟子入り、その後帰京。独特の節回しが人気を博し一世を風靡した。得意ネタは清水次郎長伝、国定忠治、雷電為右エ門など。「馬鹿は死ななきゃなおらない」「すし食いねぇ」などのフレーズが流行語になった。

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