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2月なのに「紅白歌合戦」? アマチュア音楽グループ「デジタルクラブ」 |
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特養ホームなど月に1回程度演奏会を開く |
管打楽器と“シーケンサー”駆使し、演奏会
2月なのに「紅白歌合戦」? 管打楽器と音楽専用コンピューター(シーケンサー)を使用して演奏するアマチュアの音楽グループ「デジタルクラブ」は26日に大人向けコンサート「ふるさと紅白歌合戦」を開く。代表の柏市増尾の佐藤正紀さん(47)は「昔懐かしい曲を集めました。歌詞カードで会場の参加者と大合唱する“うたごえタイム”も用意しました」と寒い冬の1日を暖かく過ごしませんかと参加を呼び掛ける。
「デジタルクラブ」は1989(平成元)年の夏に柏市民吹奏楽団のメンバーが設立した。「10人編成で当時全員20代前半の年齢でした。今では40代となって、実力も向上してきました」。レパートリーが増えるにつれて技術も身に付いてきたという。
「公民館や特養ホーム、保育園など月に1回程度コンサートを開いています。これ以外に練習を含めると年間26回ほど活動しています。みんな楽しいのですが、日によっては8時間に及ぶ練習になることも」と佐藤さん。
楽器はクラリネット、トランペット、ホルン、トロンボーン、ユーフォニウム、チューバ、パーカッション。これに足らない部分を音楽専用コンピューターで補足、演奏している。佐藤さんは30年来のトロンボーンを、妻のゆり子さんはパーカッションを担当している。
コンサートの形態も徐々に変化している。10年前に映画音楽コンサートをした時、多くの人が聴きに来てくれた。それ以降1日2回の演奏も取り入れるようになった。
「今では大人向けと未就学児向けと分けて演奏しています。未就学児向けはいつもあふれるほど足を運んでくれています」
佐藤正紀さん |
未就学児向け演奏も力
そのために1日に2回演奏することもあるという。「子ども目線での演奏を心掛けています。当然おとなしくしていない子どもですからうるさくても構わないのです。これも私にも子どもができてこのような演奏会も大事だなと感じています」。
レパートリーは150曲以上用意できているが、コンサートの演奏曲は75%が培ってきた曲で、残りは新曲で対応している。「新曲に挑戦することでモチベーションも上がってきます」
今回の紅白歌合戦は男性5人、女性4人、子ども1人。最後に紅白どちらが良かったか参加者に投票してもらう。プログラムや歌詞カードは経費節減のために手作りで用意する。
自ら楽しく演奏し、それを聴いてくれる人も楽しく過ごせたらとの思いが伝わってくる演奏会になるだろう。 |
♪大人向けコンサート 「ふるさと紅白歌合戦」
26日(土)午後2時、柏市民文化会館小ホール(JR柏駅徒歩15分)で。
演奏曲目は北酒場、君といつまでも、襟裳岬、ありがとう、恋の季節、ブルーライトヨコハマ、からたち日記、ひまわり。テレサテンメドレーはつぐない、愛人、別れの予感ほか。うたごえタイムは東京ラプソディー、涙そうそう、いい日旅たちほか。無料。チャリテー企画あり。TEL.04・7105・1170(平日午後8時から10時) |
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