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第2・第3世代にふるさとを 市原市・光風台おとこの会 |
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コスモスを刈り取って広場の整備をする会員(昨年11月) |
男の団結で「ふるさと」を作ろう。市原市の光風台地域は京葉コンビナートを背景にしたニュータウン。造成後30年以上がたち、人口も減少傾向にある。そこに住む定年を迎えたサラリーマンらが第2世代、第3世代に「ふるさと光風台」を創成しようと10年前に「光風台おとこの会」を結成、活動に励んでいる。会長の佐藤守夫さん(59)は「光風台中央公園隣接の保育所建設用地を借りて、ここを中心に年間を通じてイベントを計画して子どもたちとの触れ合いの場を提供しています」とまだ現役ながらも地域の活性化に奔走する。
保育所用地を「おじいちゃん・おばあちゃんと子どもの触れ合いガーデン」と名付け、コスモスまつり、菜の花まつりなど実施している。「コスモスまつりでは摘んで持ち帰ってもらったり、イモ掘りも掘ったイモは子どもに持ち帰ってもらっています」とメンバーの坂井政治さん(72)。
「このときはイモ煮会や焼きイモなども用意して楽しんでもらっています」と原田昌元さん(78)。青空のもとイモ煮を食べながら子どもと会話や歌を楽しむ。「コスモスまつりが終わった後、菜の花まつりのために土地を整備して種をまいて来年に備えます」というのは松井又七さん(75)。
左から坂井政治さん、佐藤守夫会長、原田昌元さん、松井又七さん |
高齢者の1人暮らし 困まり事などに支援
刈り取ったコスモスから種を取りやはり来年に備える。草むしりなどほぼ1年を通じて広場の整備に充てている。
「数年前までは子ども対象にたこ作りや竹馬作り、水鉄砲作りなど行ってきましたが、最近ではナイフを使うのは危ないなどの理由で実施できていません。すべておぜん立てではあまり意味がないですから」と佐藤さん、状況が許せば再度実施したいという。
また高齢者の1人暮らしでの困まり事にも会として対応している。「樹木の整理や木工・簡単な修理などで応援しています。あくまで素人ですから十分なことはできませんが、少しでも地域のためになるならと会員の一致した気持ちです」と潤いのある地域づくりを目指している。
「わたし自身の健康もボランティア活動で皆さんが喜んでくれた上、外で体を動かし汗をかいた後、仲間と会話をして健康が保てるいい循環ができています」と原田さんは喜ぶ。
問い合わせは佐藤さんTEL.0436・36・0829 |
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