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定年後、納得の作品制作 短編映画作家/山本恵司さん |
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「ビデオ撮影はなるべくファインダーをのぞいて撮影した方がいいですよ」と山本さん |
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50年以上のキャリア
「定年になってから時間ができたせいか、納得できる作品が作れるようになりました」と話すアマチュア映像作家の流山市鰭ケ崎の山本恵司(やすじ)さん(69)。1965(昭和40)年、25歳の時に自作の8ミリフィルム映画が全国大会で入賞し以来100本以上の作品を制作してきた。20日(土)には流山を舞台にした映画を上映、それにまつわるエピソードを披露する。
4〜5時間撮影 10〜20分に編集 楽しい構成作業
山本さんは東京都文京区の明化小学生の時、講堂で見た映画に魅せられてその後、18歳で当時の小型映画先駆者の荻野茂二さんに師事した。以来、8ミリフィルム映画で数々のコンクールで入賞、全国的に活動を続けている。
「とっくに8ミリフィルムはなくなって、今ではデジタルビデオで画像の鮮明な良い作品ができるようになりました。愛好者はいろいろな楽しみがあって撮影に重点を置く人や編集に凝る人とさまざまです」
「わたしは4〜5時間撮影したものを10〜20分の映画に編集するときが最高に楽しいひと時で時間のたつのも忘れます。ナレーションや音楽を考えてイメージ通りに出来上がった時は『やった』という気分になります。見た人に『良かったよ』と言われると天にも昇った気分になります」と話す。
高齢者施設からも呼ばれることがあり、「プロジェクターとスクリーンを持って上映会を開きます。皆さんなかなか旅に出られないので、旅の映画を選びます」。
山本さんは「散歩する時、カメラ片手に同じ場所で四季を追うだけでも違った表情を見せるので散歩も楽しくなるのでは」と映像編集を呼び掛ける。
20日に流山市で上映会
今回上映するのは4本。「田んぼの中のパン屋さん=12分=開発が進む流山セントラルパーク駅周辺を舞台に心温まる物語」「流山に入る=10分=信州の俳人・小林一茶と一茶の良き理解者であった流山の俳人・秋元双樹の交流を描いた」「公園のサンバ=7分=人々が集う流山市総合運動公園に3羽のニワトリを主役にドラマを追った作品」「レールの響きいつまでも=16分=93年間走り続ける全長わずか5.7メートルに6駅のミニ鉄道“流鉄”。小さな子どもの応援を受け今日も走る“流鉄”。今回の上映会のために制作した」
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◆流山で作られた映画たち〜自作ビデオ映画のすすめ
20日(土)午後1時半、流山市文化会館ホール(流山電鉄流山駅徒歩8分)で。無料。申し込み不要。
TEL:04-7158-3462 |
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