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右から神戸さん、石津さん、岡村さん |
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1曲に向かって初心者も楽しく
「30年以上のブランクがあってもどうにかなるものですね」と言うのは千葉シニアアンサンブルでドラムを担当している船橋市南三咲の石津勝さん(65)。団塊世代の定年で近年、シニアアンサンブルに注目が集まっている。「船橋市にもシニアアンサンブルが必要」とのことで石津さんが発起人となって1回目の練習日3月4日(水)に「船橋シニアアンサンブル」が発足する。
石津さんとともに立ち上げに尽力している我孫子市の岡村斉能(ときのぶ)さん(74)は「初心者が楽しく音楽活動をすることで人間的な触れ合いとともに勇気付きながら育っていくことを目標にしています」と下手でも仲間とともに一つのものを作り上げていくことが大切と話す。これまでに松戸、柏、我孫子、千葉でシニアアンサンブルを立ち上げてきた。
石津さんの音楽活動は約40年前にさかのぼる。静岡で製薬会社に勤務していた23歳の時に「会社のバンドに参加しました。グループサウンド全盛時で3年ほど活動しました」。その後会社を辞めるのと同時に音楽からも足が遠のく結果となった。
3年前から音楽感を養おうとヤマハ音楽教室に通っていた昨年、千葉にシニアアンサンブルができることを知って参加した。
やはり千葉に参加している船橋市夏見台の神戸博子さん(65)は「千葉シニアアンサンブルの最初のコンサートを聴きに行った時のプログラムに“参加するのは今がチャンス”との文言につられて入団しました」と笑う。
キーボードを担当しているが、経験はほとんどなかったという神戸さん。「アンサンブルは自分ができなくても周りがカバーしてくれるので助かります。テープを聴いて少しでも上達すればということで家で練習しています」とメンバーになるべく迷惑をかけないようにしたいという。
岡村さんは最初のコンサートを8月にでも開催したいとしており、そこに向けての練習となりそうだ。
◆船橋シニアアンサンブルでは団員を募集
対象:器楽合奏を愛好する50歳以上の人。パートはフルート、マンドリン、バイオリン、チェロ、クラリネット、キーボード、鉄琴、ギター、ピアノ、ベース、打楽器。
練習:毎週水曜、正午〜午後3時。
場所:三咲公民館(新京成三咲駅徒歩6分)。
会費:月3000円、入会金1500円
問い合わせ&申し込み:TEL047-447-4347 |
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