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定年後 充実した人生を アクティブエイジングネット・浦安会長/團彦太郎さん |
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團彦太郎さん |
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自己啓発に努め
定年退職後、充実した人生を送ろうと2000(平成12)年に結成されたアクティブエイジングネット・浦安(略称=AAネット・浦安)。「会社人間の会です。退職後も時代の流れに遅れないように自己啓発に努め、精力的に活動をしています」と浦安市舞浜の会長・團彦太郎さん(73)は話す。
8部会で活動 年間150回以上の会合
当初20人で発足した同会も現在は86人の大所帯(このうち16人が夫婦会員)となった。「この浦安は歴史のある元町、30年ほど前に移り住んできた住人の中町、新住民の新町に分かれます。会員は主に中町の住人が多く、定年後に地域デビューしようと思っている人たちです」
人数が多いため部会制で運営している。8部会から成り立っており、それぞれにリーダー、サブリーダーが計画作りを行っている。
文化・レクリエーション部は名勝・史跡・グルメ巡り・伝統芸能鑑賞などを通じて会員相互の親睦をはかる。国際交流部会は生涯学習の一環として海外事情を学ぶための講座や外国人による料理実習も企画。こころの健康部会は「心の触れ合い」を通じて自分探しと自分づくりを目指す。
ウェルネス部は必要な運動機能の維持・向上を図るための「ウェルビクス」運動と男性が自立できるための「男の料理教室」を開催している。
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男性が自立できるための男の料理教室のひとこま |
夫婦での参加を促す
このほかシニア経済・法律部会、環境部会、ことし4月に発足した医療・福祉部会、電脳部会がある。
「経済・法律部会では専門家や会員講師によるシニア向けの講演会を開催しています。最高裁判所や日本銀行、東京証券取引所などの見学会も実施しました。地球温暖化に対する会員の取り組みや家庭における省エネを目指しています」と社会とのかかわりを強く意識している。
電脳部会は公民館でデジカメ講座や市民祭りでのカレンダープレゼント、中学校でのエクセル講座など「ささやかな地域貢献をしています」という。
浦安市の財政勉強会 |
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こうした活動は年間150回にも及ぶ。会員への連絡はすべてメールで行われる。1回の出席は10数人から40人ほど。ウオーキングや見学会が人気という。「会員は好きな時に興味ある部会に出席することができます。この活動で週や月の目標を立てている会員がいます」
「最高齢82歳で平均は67〜68歳。なるべく夫婦単位での会員となることが望ましいのですが、女性はすでに地域に溶け込んでいることもあって今のところ 16組にとどまっています。今後もこの会が中核になって心身ともに元気で高齢期を迎えられればと思っています」と團さんは話す。
こうした活動が認められて05年、エイジレス・ライフ実践団体として内閣府から表彰された。
アクティブエイジングネット・浦安
問い合わせ:TEL047-354-5017 |
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