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定年時代
 
  ご利益石仏 平成19年9月号  
梅若堂の傍らに立つ  身がわり地蔵
 
 平安時代の悲話「梅若丸物語」を伝える墨田区の木母寺 (もくぼじ) 。高さ40メートルもの都営住宅群と隅田川に挟まれた境内に、梅若丸をまつる梅若塚と梅若堂がある。その傍らにひっそりとたたずむ身がわり地蔵。

 「ボケ封じ」や病気回復にご利益があるといわれるが、木母寺に常駐する天台宗住職の阿部亮照さん(46)は「どういう経緯で造られたかなどは、史料が残っておらず分からないのです」と話す。

 高さ1メートル足らずで、細長い顔の表情や手足の造形は、ほとんど原形をとどめない。大戦の空襲で辺り一帯が焼け野原になり、「その時お地蔵さまも被害に遭われたのでは」と阿部さん。ガラス製の覆い堂の中にある梅若堂や境内の石碑には、機銃掃射の跡が無数に残り戦争の恐ろしさを物語る。

 梅若丸物語は、幼い命を落とした梅若丸と、わが子を捜し狂女となった母親の説話。室町時代、能楽の名作「隅田川」ができたのを皮切りに、浄瑠璃や歌舞伎など種々の芸能に広く取り入れられ、近年はオペラの作品にもなった。説話を記した絵巻物「梅若権現御縁起」を寺宝とする木母寺は "隅田川芸能のルーツ" とされ、芸道上達を祈る人の姿が絶えない。「古典芸能はもちろんですが、ピアノなどの音楽や美術を学んでいる方も、かなりお見えになります」と阿部さん。多くの人がそこで身がわり地蔵に気付き、それぞれの願いを託していく。


『梅若堂 / 身がわり地蔵』
場所 : 東武伊勢崎線鐘ケ淵駅徒歩10分

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