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  ものしりミニ講座 令和7年8月下旬号  
日本の古謡が聞ける演目も  オペラの魅力

オペラ「蝶々夫人」の一場面(「オペラを楽しむ会」講師のソプラノ歌手・早川明子氏が主人公を演じた、ルーマニアでの公演)。早川氏は年数回、ルーマニア国立歌劇場でオペラ「アイーダ」「椿姫」などの主役として出演している
 「オペラ」とは、演奏と演劇が組み合わさった、ヨーロッパ発祥の舞台芸術ですが、日本人にとっては全くなじみのない、敷居の高い芸能と考える人も多いのではないでしょうか? 実は、そんなことはありません。オペラの魅力は、日本人にとっても身近に感じられる演目も存在する、その多様性にあります。

 20世紀初頭のイタリアオペラに、日本の古謡の一部が登場することはご存じでしょうか? 代表的なものでは、プッチーニ作曲の「蝶々夫人」(初演1904年)と「トゥーランドット」(同26年)です。前者は日本の長崎が舞台ですから当然としても、後者は中国が舞台なのにどうして童謡「夕焼小焼」にある「 <歌詞> 山のお寺の鐘がなる」のメロディーが7回も出てくるのでしょうか? また、「蝶々夫人」には「宮さん宮さん」や「さくらさくら」「お江戸日本橋」「かっぽれ」などの一節が頻繁に登場します。

 ところでレコードもない当時、来日したことがないプッチーニが、どうしてこれら日本のメロディーを知ったのでしょうか。確たる記録はありませんが、駐イタリア公使・大山綱介の夫人のサポートというのが衆目の一致するところです。また、欧米でも興行を打った日本初の女優・川上貞奴(さだやっこ)の公演から頂戴したという説もあります。

 その一方で、蝶々夫人が振り袖姿で自刃したり、床の間にえびすさまが飾られていたりと、日本人の目からするとでたらめな場面もあって、苦笑に堪えません。

 オペラは、筋書きを追いかけるだけでなく、ステージの演出に目を向けてみるのも楽しみを増やす一つの方法です。縁遠い世界と感じたとしても、自分なりの楽しみを見付けることで、オペラの魅力は広がっていきます。

《「オペラを楽しむ会」主宰・後藤啓二》

◆「オペラを楽しむ会」 ◆
 月2回(任意の金曜日、2回とも同一内容)原則として午後3時〜5時半、横浜市藤が丘地区センター(東急田園都市線藤が丘駅徒歩10分)で。聴講料/月500円。オペラ歌手、音楽大学教授、音楽評論家など、オペラに携わっている専門家たちが、映像を大スクリーンに映しながら、オペラの魅力を解説する月例の講演会。参加者は50代〜80代がメイン。問い合わせは同会・後藤 Tel.090・4179・2081

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