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  ものしりミニ講座 令和4年10月下旬号  
囲碁の名人との「奇縁」  川端康成著「名人」秘話

書「深奥幽玄」川端康成記念会蔵
 今年で没後50年となる作家・川端康成(1899〜1972)は、若いころから囲碁をたしなみました。特に20代のころ、たびたび伊豆に長期滞在しながら腕を磨いたといいます。

 このころ親交のあった梶井基次郎は「芸術のこと、話まるでしない位(くらい)川端氏は囲碁に凝っている」と友人宛ての書簡に書いています。文人囲碁会にも参加したほか、棋士とも交流しました。

 そんな川端が碁の世界を描いた小説に、「名人」があります。「不敗の名人」と呼ばれた第21世本因坊秀哉(ほんいんぼう・しゅうさい)名人の引退碁を題材としたものです。
 引退碁は木谷実七段(当時)との対局で、1938年6月26日に打ち始められ、12月4日に木谷七段の勝利で終局しました。川端は新聞に観戦記を連載。両棋士の言動を逐一メモし、丹念に「写生」したというこの記事を小説風に書き改めたのが「名人」です。

 名人は1940年1月に熱海で亡くなりましたが、川端は偶然にも同時期に熱海に滞在し、死の2日前にも名人と会って将棋を指していました。亡くなった当日には、その死に顔を写真に写しています。名人の最後の勝負(引退碁)に立ち会い、最後の将棋の相手となり、最期の顔の写真を写した—。川端は名人との不思議な縁を感じていたようです。その死から10年以上かけ、体調を崩しながらも碁に没入する棋士の姿を印象的に描き上げました。

 現在まで日本棋院会館の特別対局室には、1971年に会館の落成記念で川端が贈った「深奥幽玄」の書(複製、原本は囲碁殿堂資料館で展示)が掛けられています。図版は、同じ言葉を揮毫(きごう)したもの。名人と接する中で、川端が感じた碁の奥深さが伝わってくるようです。

《神奈川県立神奈川近代文学館 本田未来》

◆ 「没後50年 川端康成展 虹をつむぐ人」 ◆
 11月27日(日)まで、神奈川県立神奈川近代文学館(みなとみらい線元町・中華街駅徒歩10分)で。

 「伊豆の踊子」「雪国」などで知られるノーベル賞作家・川端康成が変幻自在な筆で紡いだ物語世界と人間・川端の魅力を「名人」ほかの原稿や日記、創作メモ、書簡、旧蔵の美術品や机辺の品など約400点で紹介する。

   観覧料一般800円、65歳以上400円。同館 Tel.045・622・6666

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