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足型測定の様子 |
「健康のために毎日歩いている」「今度ウオーキングの大会に出るので」…。歩くことに熱心な利用者が靴専門店の当店には多く訪れます。週末にはリュックサックを背負い、トレッキングシューズを履いて朝早くから電車に乗り込むシニア世代の夫婦も見かけます。
しかしながら、そのような人たちに多いのが「長く歩くと足が痛くなる」や「若い時に履いていたハイヒールのせいで外反母趾(ぼし)になっている」といった悩み。また、足の問題だけでなく、「最近は膝が痛くて旅行にも行けない」といった、体にトラブルを抱えるシニア世代も非常に多いように感じます。
一般的に足には片足で28個、両足で56個の骨があり、これに加え、無数の靭帯(じんたい)や筋肉によってできています。歩く際はこれらが複雑な動きをすることで機能しています。そこで靴には足を保護すると同時に、複雑な動きを助けることが求められます。
「履きやすいから」といってサイズが大きい靴を履いたり、靴紐(ひも)を緩く結んだまま脱いだり履いたりしていると足の骨格が崩れやすくなります。また、外反母趾や扁平(へんぺい)足、開張足などの足のトラブルのほか、全身の姿勢に悪い影響を与え、膝や腰、肩の痛みの原因にもなるといわれています。
これらを予防するためにはどのような靴を選べばよいのでしょうか。靴には固くしっかりしていなくてはならない部分と柔らかく動かなくてはならない部分が必要です。かかと回りはしっかりした芯が入って安定していること、また足の指の部分でスムーズに曲がることが重要です。さらに靴紐で足の甲部分をしっかり押さえることで外反母趾の発生、進行の原因とされる靴内での足の滑りを抑えましょう。中敷きを外していろいろなトラブルに対応する高機能の中敷きに換えることも有効です。
《ウォーキングフォーエバー昭島アウトドアヴィレッジ店 店長 飯島淳》 |
同店はこのほど昭島市にオープンしたムーンスター直営店。店舗では足型測定を行い、快適な靴選びと履き方、歩き方を提案している。オーダーメードの中敷き作製も。水曜定休。Tel.042・519・7527 |
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