|
|
汁粉(または、ぜんざい) 1人分:276キロカロリー |
|
|
|
小豆を甘く煮たものには、「田舎汁粉」、「御前汁粉」などの汁粉類、「ぜんざい」、「亀山」、「ゆであずき」、こし餡(あん)や粒餡の「餡」、「甘納豆」などがあります。古来「赤」は邪気を払うとされ、赤い小豆は慶事に使われてきました。小正月には「小豆粥(がゆ)」を食べる地方もあり、関西では赤飯に入れられます。なお、関東では小豆は煮ると実が割れるため、切腹を連想させるといって嫌い、赤飯には「ささげ」を用います。「ささげ」は小豆に見た目は似た豆ですが皮が厚く、煮崩れしにくいので餡を作ることはあまりありません。
小豆はほかの豆類と同様に、タンパク質、食物繊維を多く含みます。小豆をゆでこぼすのは小豆のあくを取り除くためです。また、一般的に豆類はきれいに洗って乾かしてペットボトルに入れて、冷蔵庫に保存します。
(女子栄養大学生涯学習講師 大石みどり)
《材料》およそ4人分
小豆150g、砂糖75〜100g、切り餅4切れ
《作り方》
|
① |
小豆は水洗いして、鍋に入れてたっぷりの水を加えて火にかけ沸騰したら2〜3分煮て、ざるにあげる(=渋切り)。 |
② |
渋切りをした小豆を鍋に戻し、水10カップ(2リットル)くらいを加えて火にかけ、途中あくを取りながら小豆が軟らかく煮崩れるまで煮る。 |
③ |
砂糖を2〜3回に分けて加え、中弱火でさらに20〜30分好みの汁加減になるまで煮る。 |
④ |
切り餅は焼いておく。 |
⑤ |
椀(わん)に ③ を盛り、焼いた餅をのせる。 |
|
| |
|