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豆乳は、豆腐の製造過程でできるもので、豆乳、調整豆乳、豆乳飲料の3種類があります。豆乳には、血中コレステロールを下げる効果のある大豆タンパク質、腸内環境をよくするオリゴ糖、がん発生の抑制効果があるイソフラボンなどが含まれています。
寒天は、天草やオゴノリなどの海藻で作られており、棒寒天、糸寒天、粉寒天があります。棒寒天、糸寒天は、使用する2時間くらい前からたっぷりの水に漬ける必要があります。また、寒天の凝固温度が46度くらいなので、常温で固まります。日本では、寒天の持つ透明感が夏に涼しさをもたらすと喜ばれ、冷蔵庫のなかった昔から食べられています。寒天は、沸騰後1分ほど煮て寒天を完全に溶かしてから、砂糖を加えないと固まらないことがありますので注意してください。また、豆乳の代わりに、牛乳でも同様に作ることができます。
(女子栄養大学生涯学習講師 大石みどり)
《材料》作りやすい分量、4〜5人分
豆乳400ml、粉寒天4g、砂糖20g、ゆで小豆(缶・加糖)100g
《作り方》
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① |
鍋に、豆乳、粉寒天を入れて火にかけ、木べらでかき混ぜながら、中火で沸騰させる。 |
② |
沸騰後、弱火にして1分ほど加熱したら、砂糖を加えてひと煮立ちさせ、ゆで小豆を加えて火を止める。 |
③ |
② の粗熱をとってから、水でぬらした流し缶などに流し、冷蔵庫で冷やし固める。 |
④ |
固まったら、適当な大きさに切る。 |
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